レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年11月25日
- 登録日時
- 2023/03/18 12:59
- 更新日時
- 2023/03/18 13:00
- 管理番号
- 千県中千葉-2022-09
- 質問
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解決
千葉県内の最終処分場で海面埋め立てのものがどこにあるか知りたい。
- 回答
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千葉県内の最終処分場で、廃棄物の分類によらず、海面埋め立てを行っている施設がわかるものとして次の資料が見つかりました。
【資料1】「海面最終処分場閉鎖・廃止基準適用検討調査 報告書 アンケート調査編」財団法人日本環境衛生センター(https://www.env.go.jp/recycle/report/h21-06/03.pdf)
平成17年に財団法人日本環境衛生センターが行った調査の報告書です。この調査は全国の海面最終処分場(管理型・安定型)を対象として行われました。巻末資料の最後のページに、調査対象としてアンケートを発送した最終処分場の一覧があり、施設名、都道府県名、設置主体名がわかります。千葉県内の処分場としては次の3か所が挙げられています。
・一般廃棄物処分場(富津市)
・蘇我地区廃棄物埋立処分場(千葉市)
・富津地区産業廃棄物最終処分場((財)千葉県まちづくり公社)
なお、【資料1】を含む報告書全編は以下のページから閲覧できます。
「平成17年度広域最終処分場計画調査(海面最終処分場の閉鎖・廃止適用マニュアル策定に向けた調査)報告書」環境省(https://www.env.go.jp/recycle/report/h21-06/)
【資料2~4】は、千葉県内の最終処分場で、一般廃棄物を処理しているものについて記載があります。
【資料2】『令和2年度 清掃事業の現況と実績』(千葉県環境部生活環境課 2022)
p208-211に「埋立処分地」の表があり、最終処分場含め県内の処分場を一覧できます。施設名称や所在地、立地の区分等がわかります。立地の区分が「海面」となっている処分場として、次の2カ所見つかりました。
・一般廃棄物最終処分場(富津市 稼働施設)
・蘇我地区廃棄物埋立処分場(千葉市 埋立終了施設)
この資料は千葉県ウェブサイト(https://www.pref.chiba.lg.jp/shigen/ippan/seisoujigyou/r02.html)でも閲覧できます。埋立処分地の表は「IV廃棄物処理施設一覧」の「(5)埋立処分地」から閲覧できます。
【資料3】全国都市清掃会議(http://www.jwma-tokyo.or.jp/)
トップページ左の「施設毎の検索」から「最終処分場」を選択し、都道府県を「千葉県」とすると千葉県内の最終処分場を検索できます。埋立場所が海面となっているのは【資料2】と同じ2カ所でした。
【資料4】「令和2年度調査結果」環境省廃棄物処理技術情報(https://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/r2/index.html)
一般廃棄物処理実態調査結果の令和2年度分です。「施設整備状況」から各都道府県別整備状況のデータを閲覧できます。千葉県のデータのうち、「最終」タブを選択すると最終処分場の一覧を閲覧できます。「埋立場所」の項目があり、海面となっている処分場を確認できます。【資料2】、【資料3】と同じく2か所該当がありました。
【資料5】、【資料6】は千葉県内の最終処分場で、産業廃棄物を処理しているものについて記載がある資料です。それぞれの処分場が海面埋め立てを行っているかがはっきりわかる記述は見つかりませんでしたが、参考までにお知らせします。
【資料5】「産業廃棄物処理業者名簿」千葉県環境生活部廃棄物指導課(https://www.pref.chiba.lg.jp/haishi/shorigyou/meibo.html)
令和4年4月1日現在の名簿です。「処理業者の施設一覧」のうち、p739-740に最終処分業者の施設名簿があり、業者名や処分場の設置場所等がわかります。【資料1】掲載の千葉県まちづくり公社の最終処分場も含まれています。
この資料は図書で当館に所蔵がありますが、令和3年現在のものでした。
『産業廃棄物処理業者名簿 令和3年4月1日現在』(千葉県環境生活部廃棄物指導課 [2021])
p701-702に最終処分業者の施設名簿があります。業者名や処分場の設置場所等の項目があります。
【資料6】一般社団法人 千葉県産業資源循環協会(https://www.chiba-sanpai.or.jp/)
トップページの「業者地図検索」を選択し、「表示する施設分類」の「最終処分場」にチェックを入れると、千葉県内の最終処分場の所在を地図で確認することができます。
- 回答プロセス
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千葉県ホームページ(https://www.pref.chiba.lg.jp/)のサイト内検索をキーワード「最終処分場」で検索すると、環境生活部廃棄物指導課関係のページが多くヒットしたため、廃棄物指導課のページ(https://www.pref.chiba.lg.jp/haishi/)を閲覧。【資料5】と【資料6】へのリンクを発見。
千葉県立図書館ホームページ「図書・雑誌・視聴覚資料検索」で、資料種別を「千葉県資料」のみチェックし、全項目「処分場」でヒットした次の資料を確認したが海面処分場の一覧表等は見つからなかった。
『千葉県産業廃棄物最終処分場の実態調査結果 昭和52・53年度 千葉県水質保全研究所資料 第33号』(千葉県水質保全研究所 1982)
『廃棄物最終処分場の21世紀型環境管理の姿 その1 大塚山第2処分場の浸出水漏洩に関する漏洩機構解明と漏洩防止対策システムの構築』(楡井久[著] 日本地質汚染審査機構 2008)
『海面埋立による廃棄物最終処分場の調査報告書 1 水保研資料 No.42 昭和56年度~58年度における水質等調査結果』(千葉県水質保全研究所 1985)
『海面埋立による廃棄物最終処分場の調査研究 2 千葉県水質保全研究所資料 第59号 昭和56年度~63年度』(千葉県水質保全研究所 1994)
一覧表は見つからなかったが、『海面埋立による廃棄物最終処分場の調査報告書 1』の序文に「県で最初の施設である千葉市蘇我地区の海面埋立処分」とあった。
この記述を手掛かりに、Googleで「蘇我 最終処分場」と検索したところ、【資料3】の検索結果がヒットした。
また、千葉県ホームページのサイト内検索で「蘇我地区廃棄物埋立処分場」と検索し、【資料2】のPDFを発見した。
Wikipedia「最終処分場」の外部リンクから「一般廃棄物処理実態調査結果」環境省廃棄物処理技術情報(https://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/index.html)を発見。調査結果のうち、アクセスした時点で最新の【資料4】を紹介することとした。
これまでの調査から、富津市にも海面埋め立てを行う処分場があることがわかったので、Googleで「海面埋立 富津」と検索し、【資料1】を発見。
(インターネット最終アクセス:2022年11月25日)
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生工学.都市工学 (518 9版)
- 環境工学.公害 (519 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】「海面最終処分場閉鎖・廃止基準適用検討調査 報告書 アンケート調査編」環境省(https://www.env.go.jp/recycle/report/h21-06/03.pdf)
- 【資料2】『令和2年度 清掃事業の現況と実績』(千葉県環境部生活環境課 2022)(0504192716)
- 【資料3】全国都市清掃会議(http://www.jwma-tokyo.or.jp/)
- 【資料4】「令和2年度調査結果」環境省廃棄物処理技術情報(https://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/r2/index.html)
- 【資料5】『産業廃棄物処理業者名簿 令和4年4月1日現在』千葉県環境生活部廃棄物指導課(https://www.pref.chiba.lg.jp/haishi/shorigyou/meibo.html)
- 【資料6】一般社団法人 千葉県産業資源循環協会(https://www.chiba-sanpai.or.jp/)
- キーワード
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- 最終処分場(サイシュウショブンジョウ)
- 海面埋立(カイメンウメタテ)
- 千葉県(チバケン)
- 廃棄物処理(ハイキブツショリ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000330698