レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/8/24
- 登録日時
- 2021/12/29 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:42
- 管理番号
- M21082414115035
- 質問
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家庭で、浄水器を使わずに、水道水のカルキ臭を消す方法を知りたい
- 回答
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①『みんなの水道水』
p.127-128にレモンの汁を数滴たらす(レモンの還元作用で塩素が分解されカルキ臭がなくなる)、日光(紫外線)に当てる(紫外線が塩素を分解する)、一晩ほどくみおいておく(塩素が抜ける)、冷やして飲む(カルキ臭を感じにくくする)、ヤカンや鍋のふたをあけたまま沸騰させる(塩素はすぐに抜ける)、活性炭を使用する(ガーゼや袋状のフィルターなどに活性炭を詰めて、一度もみ洗いしたあと、水道水を入れた容器に沈めておく)という方法が出ている。
②『水道水とにおいのはなし』
p.133に「水をヤカンに入れて火にかけ、沸騰したらヤカンのフタをとって弱火で五分間沸騰させ続ければなくなってしまいます」とある。ただし「いったん加熱した水は塩素の消毒力がなくなっているため雑菌が繁殖しやすいので、二、三日のうちに飲み切ってしまうようにします」とも書かれている。
③『おいしい水安全な水』
p.65の表に「いったん水を沸騰させると臭いはなくなります」とある。またp.75に「夜のうちに口の広い容器に水を汲んでおき、一晩そのままにして塩素臭を抜く方法(汲み置き法)もあります」と書かれている。この方法は、水中に細菌が増えるおそれがある(有害ではない)とも書かれている。
④『おいしい水の科学』
p.16に「沸騰」させる、ガーゼなどに「木炭」を包んで7時間ほど水の中に入れておく、木やガラスの容器に半日ほどフタをせずに入れておく、という方法が出ている。
⑤『究極の「炭」健康法』
p.99に「炭には水道水に含まれる残留塩素やトリハロメタン、金属塩などを吸着除去する働きがあります」とある。そしてp.99-101に炭による塩素の除去効果についての実験とその結果が掲載されている。p.102に「五〇〇℃前後の低温で焼かれた黒炭と、八〇〇~一〇〇〇℃の高温で焼かれた黒炭をミックスして用いるとよいでしょう」とあり、p.103にその方法が図示されている。また「殺菌効果のある残留塩素が除去されるため、バクテリアなどの細菌が繁殖する可能性もあるので、早めに使いきりましょう」と書かれている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 衛生工学.都市工学 (518 9版)
- 参考資料
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①アクア・ライフ・フォーラム21『みんなの水道水』 総合科学出版,2011,16p. 参照はp.127-128.
②おいしい水を考える会『水道水とにおいのはなし』 技報堂出版,2001,145p. 参照はp.133.
③左巻 健男『おいしい水安全な水』 日本実業出版社,2000,174p. 参照はp.65,75.
④佐藤 正『おいしい水の科学』 日刊工業新聞社,2007,6,143p. 参照はp.16.
⑤及川 紀久雄〔ほか〕『究極の「炭」健康法』 マキノ出版,2005,178p. 参照はp.99,102,103.
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①アクア・ライフ・フォーラム21『みんなの水道水』 総合科学出版,2011,16p. 参照はp.127-128.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2021082414105115035
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000309748