レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年11月16日
- 登録日時
- 2020/12/14 15:37
- 更新日時
- 2021/03/11 18:03
- 管理番号
- 広県図2020072
- 質問
-
解決
そろばんの両落としの方法を説明した資料があるか。
- 回答
-
1 そろばんの両落としの方法を説明した記述がある資料は次のとおりです。
当館で所蔵する次の雑誌に,両落としに関する記事が掲載されていました。
『珠算春秋』27(2)(51)(1981.5),全国珠算教育連盟【雑誌】
p.78-84 「暗算を主に考えた乗算指導(両落し)」中谷忠雄
また,同じ雑誌の別の号にも,関連の記事がありました。こちらは,具体的な「両落とし」の方法については記載がありませんでした。
『珠算春秋』34(2)(66)(1988.5),全国珠算教育連盟【雑誌】
p.113-141 「私の指導法 私はこのような方法で乗暗算の指導をしている」
p.114 「乗暗算の方法」として「①計算の順序を正確に把握させる」「②両落し法を珠算により計算させる」「③乗暗算をさせる」とあります。
p.121-122 「原則として両落としによる頭掛けのような方法で,次のように指導しています。」
これらの雑誌は,国立国会図書館デジタルコレクション(参加館送信)で送信されている資料です。
2 当館の蔵書を検索したところ,「両落とし」という言葉は見付かりませんでしたが,次の資料に,そろばんの考え方を踏まえて暗算をする方法が掲載されていますので,参考までに御紹介します。
『今日の珠算法:商業計算と検定例解』大橋克己/著,泰光堂,1960【419.9/O28】
p.161 胸乗算
『珠算の数理と商業計算』松浦常三郎/著,牧書店,1956【419.9/Ma89】
p.80-86 暗算法
p.80-82 乗法
「暗算で乗法を行なうことを胸乗算ともよんでいる。」
『珠算事典』珠算事典編集委員会/編,暁出版,1970【R419.9/Sh99】
p.419-426 暗算法
p.425-426 乗除法
p.425-426 乗除
p.426 「暗算による乗法は、乗暗算、胸掛算、胸乗算などと呼ばれているが、(略)」
このほか,当館で所蔵するそろばん,珠算関係の資料を確認しましたが,乗法に関する箇所はあるものの,「両落とし」に関する記述は見付かりませんでした。
3 このほかにも,国立国会図書館デジタルコレクションで「両落とし そろばん」「乗暗算 そろばん」「珠算式暗算」などの言葉を組み合わせてキーワード検索し,ヒットした資料を確認しましたが,「両落とし」に関する記述がある資料は見付かりませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 和算.中国算法 (419 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- そろばん
- 算盤
- 両落とし
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000290684