レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/6/29
- 登録日時
- 2006/12/28 02:10
- 更新日時
- 2021/03/23 16:44
- 管理番号
- 中央-2006-45
- 質問
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ジョン・デューイ(Dewey, John)が1919-1921年頃中国を訪問し、大学で講演を行っている。1.その時の講演の内容 2. デューイの中国に関する文献を見たい。
- 回答
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1.デューイの研究書のうち資料1および資料2に、中国滞在中の講演に関する記述がある。
資料1のp.105に「デューイの講義はすべて英語でされた。その中国語訳が胡適編集『デューイの北京における五大連続講義』としてただちに一九二〇年に出版され (中略) デューイの中国での講義の記録は、ロバート・クロンプトン、ツイン・チェン共同編集『ジョン・デューイ、中国における講演』と題して一九七三年にようやく英語でまとめられ、ハワイ大学から刊行された。」とある。
資料2のp.289には、 デューイの国立北京大学での講演の演題の概略が記されている。
[NACSIS Webcat Plus](現・[CiNii Books]) を著者<Dewey, John>×書名<China>で検索すると、『John Dewey : lectures in China, 1919-1920』 University Press of Hawai、1973がヒットし、所蔵館もわかる。
デューイの漢字表記が、中国語図書『世界人名翻訳大辞典』(都立中央図書館請求記号 :RC2803/10/1)(資料6)より「杜威」とわかる。
[NACSIS Webcat Plus]を著者<杜威>で検索すると、『杜威五大講演』 杜威著 胡适口訳 がヒットし、所蔵館もわかる。
2 上記の検索により「Essays on China, Japan, and the war 1918-1919」もヒットし、資料3に含まれていることがわかる。
デューイのこの時期の著作『The middle works, 1899-1924』の第12(資料4 :1920年)、第13(資料5:1921-1922年)にも、Essays他に「China」に関する著作が収録されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- アジア (282 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】 デューイ / 鶴見俊輔∥著 / 講談社 , 1984.12 ( 人類の知的遺産 60 ) <2808/7/60>
- 【資料2】 ジョン・デューイの生涯と思想 / G・ダイキューゼン∥著 / 清水弘文堂 , 1977 <1339/14/77>
- 【資料3】 The middle works, 1899-1924. Vol. 11 / John Dewey edited by Jo Ann Boydston with an introd. by Oscar and Lilian Handlin. Southern Illinois University Press, c1982. <F/1339/D51/M1-11>
- 【資料4】 The middle works, 1899-1924. Vol. 12 / John Dewey edited by Jo Ann Boydston with an introd. by Ralph Ross. Southern Illinois University Press, c1982. <F/1339/D51/M1-12>
- 【資料5】 The middle works, 1899-1924. Vol. 13 / John Dewey edited by Jo Ann Boydston. Textual editor: Barbara Levine With an introd. by Ralph Ross. Southern Illinois University Press, c1983. <F/1339/D51/M1-13>
- 【資料6】世界人名翻訳大辞典 上 / 新华通讯社译名室编. / 中国对外翻译出版公司 / 1993.10 <RC2803/10/1>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000032491