レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/07/19
- 登録日時
- 2020/10/07 00:30
- 更新日時
- 2020/10/07 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-200155
- 質問
-
未解決
陶工「左平」という人物について知りたい。
瀬戸か美濃地方の陶工と思われる。江戸時代後期から大正時代頃までの人物。
- 回答
-
陶工「左平」について回答します。
資料1には,「左平」と名乗る陶工は見当たりませんでしたが,「佐平」表記では掲載がありました。また,「左平」,「佐平」を銘として揚げている記載とその銘の写真がありましたのでご案内します。
(1) 陶工「さへい(佐平)」の項(p401)
「近江国(滋賀県)彦根藩窯湖東焼の陶工。同地外船町(彦根市)の人。嘉永年間(1848-54)に御抱えとなり,1859年(安政6)に辞した。製品はいずれも磁器である。(『湖東焼之研究』)」
(2)銘 「さへい(左平)」の項(p401)
「銘。伊勢国(三重県)の製と判断できる陶器にこれがある。蜷川式胤の説によると、楽四代の通称左平と称するものが一時伊勢に来て製陶したという。この品は年代が古く京都の風がある。木米はまた左平とも称したがその時代よりもはるかに古く,また木米に関してはこの銘を用いたという記録が全然ない。(『日本陶器目録』)」
小さくではありますが,その銘の写真が掲載されています。
(3) 銘「さへい(左平)」の項(p401)
「京都清水系やきものにこの銘があるが,陶工や年代など不詳。(『日本陶器目録』)」
小さくではありますが,その銘の写真が掲載されています。
なお,資料2『原色陶器大辞典 初版』(1972年)では,(3)の銘は「佐平」と表記されていました。
資料1 加藤唐九郎著『原色陶器大辞典 第26版』淡交社, 1996【751.03/ケン1994.8/R】
資料2 加藤唐九郎著『原色陶器大辞典 初版』淡交社, 1972【751.03/カ2-3】
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 陶磁工芸 (751 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 【遡及入力】
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000287960