レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年10月28日
- 登録日時
- 2011/11/13 16:05
- 更新日時
- 2011/11/13 16:06
- 管理番号
- 20111028/832
- 質問
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解決
石川県は「読書学級」「青少年文庫」以来読書指導の伝統があり、かつて、読書学級、青少年文庫あるいは読書、読の歌があったと聞いている。あるならば歌詞や楽譜を入手したい。なお、かつてでなく現在のものでもかまわない。
- 回答
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当館に所蔵する中田邦造の伝記および中田邦造の著述(「石川県立図書館月報」等)、その他読書会関係の資料を探してみたが、「読書会の歌があった」という記述さえ見つけられなかった。
中田邦造と縁の深い東田平治の『わたくしの読書会』(東田平治著 文耀社 1947)p141には、
「・・・会の途中に休憩を入れ、其の間に音楽や踊など青年達の慰安になる娯楽を入れる工夫は無駄ではあるまい。然しこれを主に考える様になったら輪読会は景物になってしまう。・・・」と音楽などを取り入れるのにはあまり肯定的ではなかったようである。
『青年読書会のもち方』(石川県中央図書館著 石川県中央図書館 1951)p5でも、「此の読書会の際、僅かの時間を利用してレクリエーションを取入れることも考えなければならないと思う。音楽とか簡単な舞踊とか、皆が知っている遊戯とかを折込むことも会を固く一般に入りにくいものとしないために必要である。たゞレクリエーションのための読書会にならないように、あくまで教養を得るための読書会ということの本末は誤りないように注意すべきである。」と、こちらも似た論調になっている。
さらに、読書会連絡協議会の会長にも確認したが、「聞いたことがない」とのことである。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 読書.読書法 (019 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 読書会
- 石川県
- 照会先
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- 石川県読書会連絡協議会
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000096446