レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年02月03日
- 登録日時
- 2023/03/01 13:43
- 更新日時
- 2023/03/10 21:06
- 管理番号
- 県立長野-22-205
- 質問
-
未解決
蔭山久仙という人物について資料はあるか。『長野県政党史 上巻』によると、明治20年の長野市城山館における信濃全国大懇親会、および中江篤介演説の参加者一覧に名前がある。名前は、文僊と記されている可能性もある。
- 回答
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当館資料、および『信濃毎日新聞』の記事を探したが、『長野県政党史 上巻』に記述されたこと以外は不明。
- 回答プロセス
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1 版画の画工として名前があるとのことから、『長野県美術大事典』『信州美術年鑑 2002』などの美術の名鑑、人名辞典などを調べたが、確認できない。
2 当館の蔵書検索、郷土史雑誌の記事検索をしたが、「蔭山久仙」「蔭山文」とも該当するものは確認できなかった。
3 信州ナレッジスクエアのコンテンツの一つで、県内外のデータベースやアーカイブの中から「長野県」に関することがらを探し出すことができる「信州サーチ」で、「蔭山久仙」「蔭山文」を探したが、該当するものは確認できなかった。
4 長野県の代表的な地方紙である『信濃毎日新聞』について、当館契約の「信濃毎日新聞データベース」で「蔭山久仙」「蔭山文」「蔭山」を検索したが、該当はなかった。明治20年11月23日1面には、「信濃大懇親会の景況」の記事があるが、『長野県政党史 上巻』の内容と同じもの。出席者に「蔭山久仙」の名前があるのみ。1995年6月以前のものは、記事の全文が検索対象となっていないため、記載があっても検索されないこともある。
5 長野県出身者や県内の名士を集めた人物名鑑を調べる。『信濃名誉録』 西沢俊司編・刊 1893 【N280/61】や『信濃諸士肖像録』 白鳥猪太郎著 拡明館 1906 【N280/12】などのように、索引が無く、地域ごとの記載だったため、調査できないものも多々あった。
<調査資料>
・『長野県美術大事典』 小崎軍司編著 郷土出版社 1986【N703/2】 p.281
・『信州美術年鑑 2002』 長野県美術商協同組合監修 新葉社 2002【N703/2】 p.189
・『長野県歴史人物大事典』 神津良子編 郷土出版社 1989【N283/13】 p.274-275
・『信州美術家群像』 矢島太郎著 新信州社 1972【N702/4】
・『信州の近代版画』 山本鼎記念館編 ヤマダ画廊 1975【N730/43】
・『信州の近代版画展』 長野県信濃美術館 1975【N730/15】
・『信州人物記 美術家伝』 樋口寛編 信濃毎日新聞社 1950【N702/1】
・『信濃画家一覧』 青木石農編 信濃美術会 1928【N702/2】
・『長野県信濃美術館所蔵品目録』 長野県信濃美術館編・刊 1990【N703/1/'90】
・『長野県信濃美術館所蔵品目録II 1990-1998』 長野県信濃美術館編・刊 1999【N703/1/'98】
・『伊那美術協会五十年誌』 伊那美術協会五十年誌編纂委員会編 伊那美術協会 1976【N706/4】
・『信州人物誌』 田島清編 信州人物誌刊行会 1969【N280/85】
・『美名鑑』 小池満慶編 小池連太郎 1903【N280/56/1】
・『長野県肖像録』 富谷益蔵著 博進社 1923【N280/25】
・『信濃人物志』佐藤寅太郎編 文正社 1922【N280/4】
[国立国会図書館デジタルコレクションインターネット公開 最終確認2023.3.1]
・『空拳努力 信濃立志伝』 轟真広編・刊 1922【N280/22】
・『信山名士の面影』 長田八楼著 評論新聞社 1922【N280/22】
・『信濃名士伝 初編』 松下軍次著・刊 1894【N280/5】
[国立国会図書館デジタルコレクションインターネット公開 最終確認2023.3.1]
・『信濃畸人傳』 高井蒼風著 1933【N280/92】
- 事前調査事項
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神戸市立博物館の展示会リストに版画の画工として名前がある。
- NDC
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- 版画史.各国の版画 (732 10版)
- 日本 (281 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 蔭山久仙
- 蔭山文僊
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000329486