レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/10/27
- 登録日時
- 2021/12/02 00:30
- 更新日時
- 2021/12/18 13:02
- 管理番号
- 秋田-2671
- 質問
-
未解決
田沢湖の水深(一番深い部分)を初めて測定した年月日について知りたい。
- 回答
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田沢湖の水深を初めて測定した年月日は明治42年8月15、16日。下記の資料を案内。
①『田沢湖の錘測と湖盆形態』(吉村信吉/著、A452/15/)資料番号:111519922
②『秋田県仙北郡田沢湖調査報告 ひめます移植試験』(秋田県水産試験場/編、秋田県水産試験場、1915、A663/1/)資料番号:111576054
③『湖沼めぐり』(田中阿歌麿/著、博文館、1918、45-E433/33/)資料番号:111439634
④『湖沼の研究』(田中阿歌麿/著、新潮社、1911、35/16/)資料番号:112240874
⑤『新田沢湖町史』(新田沢湖町史編纂委員会/編、田沢湖町教育委員会、1997、 214.7/シシ/郷 )資料番号:124187279
⑥『田沢湖』(富木友治/編、瑞木の会、1959、291.7/トタ/)資料番号:124024910
⑦『見直される田沢湖』(河北新報社編集局/編、田沢湖町、1978、A291.7/48/)資料番号:110753159
- 回答プロセス
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1.所蔵資料検索(キーワード:田沢湖)
①「田沢湖の錘測と湖盆形態」(吉村信吉/著、A452/15/)資料番号:111519922
※雑誌『地理』2巻2号P171-182の抜刷
→P171に下記のとおり記載あり
「明治四十年秋田懸水産試験場では湖岸附近のみの錘測」
「次いで明治四十二年八月田中阿歌麿博士は十五・十六日の両日中央部の錘測を行った」
その他以後の震度測定や使用器具についても記載あり
以下②③④は①の参考文献
②『秋田県仙北郡田沢湖調査報告 ひめます移植試験』(秋田県水産試験場/編、秋田県水産試験場、1915、A663/1/)資料番号:111576054
→P30 「三、田澤湖の学術的調査 (四)田中子爵調査」内の「深度錘測ノ沿革」に下記のとおり記載あり
「本湖に於ける深度錘測は明治四十年中秋田縣水産試験場の拂川助手の錘測を以て始めとし、次いで明治四十二八月予自ら實測を行ひ」
③『湖沼めぐり』(田中阿歌麿/著、博文館、1918、45-E433/33/)資料番号:111439634
→P431-443 「田澤湖の研究」の中で下記のとおり記載あり
「此の湖の調査は、去る明治四十二年の夏、私が時の秋田縣水産試験場長近藤唯助君や、土地の有志者の世話で踏査したのが殆んど初めで」
④『湖沼の研究』(田中阿歌麿/著、新潮社、1911、35/16/)資料番号:112240874
→P164「田澤湖の深度、水色、透明度」に以下のとおり記載あり
「私が田澤湖を錘測したのは明治四十二年の夏で、唯つた二日間」
その他記載の確認できた資料は下記のとおり。
⑤『新田沢湖町史』(新田沢湖町史編纂委員会/編、田沢湖町教育委員会、1997、 214.7/シシ/郷 )資料番号:124187279
→P57-58 「田沢湖の地形」の中で深度測定の歴史(測定年、測定者、その時の深度)について記載あり
※明治40年の拂川助手の測定について、および各測定時の使用器具については記載なし
⑥『田沢湖』(富木友治/編、瑞木の会、1959、291.7/トタ/)資料番号:124024910
→P4-8「湖盆の形態」に各測定について記載あり
⑦『見直される田沢湖』(河北新報社編集局/編、田沢湖町、1978、A291.7/48/)資料番号:110753159
→P3-4「命懸けで測量明治42年」に各測定について記載あり
- 事前調査事項
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Wikipedia「田沢湖」の項
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E6%B2%A2%E6%B9%96#%E6%B0%B4%E6%B7%B1%E6%B8%AC%E5%AE%9A(確認日付:2021.11.1)
- NDC
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- 自然科学 (4)
- 歴史 (2)
- 参考資料
- キーワード
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- 田沢湖(タザワコ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 県内図書館
- 登録番号
- 1000308455