レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年02月18日
- 登録日時
- 2024/03/07 10:10
- 更新日時
- 2024/03/07 13:16
- 管理番号
- 9000041990
- 質問
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解決
「秋の風は泣くなり 冬の風は怒るなり 春の風は笑うなり」という詩は、誰の何というタイトルの詩か知りたい(全文を書いたものを持参)。
- 回答
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大町桂月の「九十の春光」という文章である。
- 回答プロセス
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1.インターネットの検索エンジンに「"秋の風は泣くなり"」と検索したが、該当の詩などはヒットしなかった。
2.自館業務システムのレファレンスデータベースで「秋の風は泣くなり」を検索するがヒットしない。
3.Googlebooksで「"秋の風は泣くなり"」と検索すると、『桂月全集』などがヒットした。
4.国立国会図書館デジタルコレクションで「秋の風は泣くなり」を検索すると、昭和初期の教科書や教材研究などがヒット。大町桂月の「九十の春光」という文章であることが確認できた。
5.自館業務システムで「九十の春光」を検索。レファレンスデータベースに先行事例「昭和11年ごろ、尋常小学校の教科書に載っていた「九十の春光」という詩を見たい。」がヒット。『桂月全集 第1巻 美文・韻文』(大町 桂月/著 日本図書センター 1980年) pp.82-88に該当の掲載があることがわかり、内容を確認。
6.初出の詩集『筆の雫』(大町桂月著 文禄堂書店 1903年)は所蔵していないが、『筆のしずく』(大町桂月/著 明文館書店 1930年)があり、該当の文章はpp.4-9に収載。
※Webサイトの最終確認日は2023年10月11日
- 事前調査事項
- NDC
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- 評論.エッセイ.随筆 (914 10版)
- 参考資料
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大町桂月 著. 桂月全集 第1巻. 日本図書センター, 1980.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I11141123540426 (pp.82-88,請求記号918.68/オオ/1,資料番号0100912435.) -
大町桂月著. 筆のしずく. 明文館書店, 1930.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I19111009210098822 (pp.4-9,請求記号914.6/オオ/,資料番号0100861558.)
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大町桂月 著. 桂月全集 第1巻. 日本図書センター, 1980.
- キーワード
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- 「九十の春光」
- 大町桂月
- 秋の風は泣くなり
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 『近代文学研究叢書 第24巻』(昭和女子大学近代文学研究室/著 昭和女子大学 1965年)に、大町桂月の著作年表あり。p.151に「九十の春光」あり。雑誌での初出は1902(明治35)年1月の「中学世界」。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000347094