レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年11月04日
- 登録日時
- 2024/01/05 09:39
- 更新日時
- 2024/01/26 19:03
- 管理番号
- 京歴-708
- 質問
-
明治時代から戦後にかけての京都市の消防組織について知りたい。
- 回答
-
以下の資料を紹介した。
<明治時代~>
『京都府誌, 下』(資料①)
pp.361-366 明治時代の消防組織(市部消防組や郡部消防組)について。
提灯図や京都市消防隊の写真あり。
『京都の歴史と消防 : 千年都の都市防火性能』(資料②)
pp.341-360 明治維新から戦後までの京都市の火事と消防について。
大名火消の廃止や町組消防、学校消防、近代消防への移行などが書かれている。
その他、行政文書に消防関連施設の新築や増築に関連する資料がある。
例えば、「上下消防署建築一件綴」(資料③)、「下鴨消防屯所新築綴」(資料④)など。
<戦後>
『自治体消防50年のあゆみ』(資料⑤)
pp.39-40 昭和20年代「自治体消防制度の創設」
国の消防組織法施行までの流れが書かれている。
『京都市政史 ; 第1巻』(資料⑥)
pp.615-617 京都市警察本部と消防本部の設置。
消防組織法施行による京都市の動きについて書かれている。
『京都府議会史, 総説編(昭和20年8月—昭和46年3月)』(資料⑦)
pp.991-992 昭和23年3月7日に京都府で発足した自治体消防制度について。
戦後の資料には、典拠として『京都新聞』が挙げられている。
- 回答プロセス
-
消防関係の資料(NDC:317)をブラウジングした。
統計関係の資料は火災件数がメインで、消防組織に関する詳細は載っていなかった。
例えば、『消防年報』第2号(昭和24年)は、全国の火災件数や建物消失数、火災による死傷者数が都道府県別で記載されている。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 行政 (317 10版)
- 参考資料
-
- ①『京都府誌, 下』京都府、1915 (当館請求記号:K0||216.2||Ky6||2)
- ②丸山俊明著『京都の歴史と消防 : 千年都の都市防火性能』大龍堂書店、2022 (当館請求記号:K1||317.796||Ma59||)
- ③「上下消防署建築一件綴」 (簿冊番号:大09-0084)
- ④「下鴨消防屯所新築綴」 (簿冊番号:大13-0082)
- ⑤自治体消防50年記念事業実行委員会編集『自治体消防50年のあゆみ』全国消防協会、1999 (当館請求記号:M||317.79||Z3||)
- ⑥『京都市政史 ; 第1巻』京都市、2009 (当館請求記号:MK1||318.262||Ky6||1)
- ⑦京都府議会史編さん委員会編『京都府議会史, 総説編(昭和20年8月—昭和46年3月)』京都府議会、1977 (当館請求記号:MK0||318.462||Ky6||)
- キーワード
-
- 京都市消防局
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000344348