レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20201022
- 登録日時
- 2021/01/15 00:30
- 更新日時
- 2021/03/22 13:48
- 管理番号
- 0401002624
- 質問
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解決
「∃」「⊢」の読みを知りたい。
- 回答
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音訳や記号、論理学、数学に関する資料を調査した結果、「∃」はの読み方は「ソンザイスル」、「イグジストマーク」であることがわかった。
しかし、「⊢」の読みは分からなかった。
なお、読み方か意味かは判別できなかったが、当該記号について「証明可能」「演繹可能」という記載がある資料はあった。
後日『論理学をつくる』p117に「∃」、p254に「⊢」を発見。
「∃」は存在記号、存在量子化(existential quantifier)と呼ばれる。と記載あり。
「⊢」はターンスタイルと呼ばれる。と記載あり。
- 回答プロセス
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音訳や記号、数学、論理学に関する資料を検索した結果、『音訳・点訳のための読み調査ガイド』(北川和彦/著)に「∃」という記号の読み方は「ソンザイスル」「イグジストマーク」であるという記載があった。
「⊢」という記号については、音訳関連の所蔵を調査したが、読み方が書かれたものは見つからなった。
そのため、関連があると思われた論理学や数学の所蔵資料を調査した。その結果、読み方なのか意味なのかは判別できなかったが、『記号論理学』(清水義夫/著)に「⊢ 証明可能、演繹可能」という記載があった。
後日インターネットで「論理記号」で検索したところ「論理記号の一覧」がヒットし、一覧中に「∃」(~が存在する)、「⊢」(~を証明する)と記載があった。
「⊢」は「ターンスタイル」と読むとあったため、次に「ターンスタイル」でインターネット検索をしたところ、「檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)」がヒット。
参考文献として『論理学をつくる』が掲載されていたため、自館検索したところ所蔵あり。
巻末に記号索引があり、「∃」「⊢」の記載を確認した。
檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog) https://m-hiyama.hatenablog.com/entry/20050506/1115350727(2021.2.17最終確認)
- 事前調査事項
- NDC
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- 論理学.弁証法.方法論 (116 10版)
- 数学 (410 10版)
- 参考資料
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- 記号論理学,清水 義夫/著,東京大学出版会,1984.11 (0112074117|/410.9/シ/)
- 音訳・点訳のための読み調査ガイド,北川 和彦/著,日外アソシエーツ,2012.6 (0119610608|/015.9/キ/)
- 論理学をつくる,戸田山和久/著, 名古屋大学出版会, 2000. (0117518498|116/ト p117、254に記載あり)
- 記号とシンボルの事典 知ってそうで知らなかった100のはなし,スティーヴン・ウェッブ著,松浦俊輔/訳,青土社, 2019. (0119652618|801.9/ウ/ 「∃」について記載あり)
- キーワード
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- 論理記号
- 数学記号
- 記号
- 論理学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000292373