レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/11/30
- 登録日時
- 2023/01/25 00:30
- 更新日時
- 2023/01/25 00:30
- 提供館
- 宮城県図書館 (2110032)
- 管理番号
- MYG-REF-220172
- 質問
-
未解決
旧仙台藩領だった福島県新地町にある3つの水神社について,由来を教えてほしい。
- 回答
-
新地町の水神社について下記資料に記載がありました。なお,由来についての記載はありませんでした。
※【 】内は当館の請求記号です。
資料1 宮城県史編纂委員会編『宮城県史 28』宮城県史刊行会, 1961【K201/ミ1/28】
安永年間に作成された「安永風土記」が収録されており,下記ページの神社の項目に水神社の記載がありました。
p.371.「風土記御用書出 宇多郡埓木崎村〔相馬郡新地村〕 福島県相馬郡新地村教育委員会所蔵」
pp.371-375.「風土記御用書出 宇多郡福田村〔相馬郡新地村〕 福島県相馬郡新地村教育委員会所蔵」
p.376.「風土記御用書出 宇多郡眞弓村〔相馬郡新地村〕 福島県相馬郡新地村教育委員会所蔵」
「安永風土記」とは,領内の村々の様子を把握するため,仙台藩が村ないし知行所単位に書上げさせたものです。内容は,村名の由来,田畑の貫高,寺社・山川・産物等の記載があります。
資料2 田辺希文編 ; 鈴木省三校『封内風土記 第2巻』宝文堂出版販売, 1975【K290.1/ホ1/2】
pp.435-442.「宇多郡」の箇所に各村の神社について記載があり,「眞弓邑」「杉目邑」「谷地小屋邑」の箇所に水神社の記載がありました。
「封内風土記」とは,明和9年に完成した藩撰の地誌で,首巻の前半に仙台藩領の範囲・歴史・風俗・土産,その後半に仙台城下,第三巻以降に各郡村の記載があります。
資料3 新地町史編纂委員会編『新地町史 歴史編』新地町教育委員会, 1999【K275/シ1/3】
pp.491-493.「町域の修験と諸神社」の項
p.492.にある「表10 明和6年(1769)町域の諸神社(※「封内風土記」をもとに作成。)」に各村にあった神社について記載があり,真弓村,杉目村,谷地小屋村に水神社の記載があります。
資料4 新地町教育委員会新地町史編さん委員会編『新地町史 資料編』新地町教育委員会, 1982【K275/シ1/1】
以下のページに水神社について記載があります。
pp.156-161.「風土記御用書出 真弓村 真弓 加藤智一氏所蔵」
pp.161-166.「風土記御用書出 埓木崎村 真弓 加藤智一氏所蔵」
pp.306-356.「『宇多郡村誌』」のうち,の「真弓村」「谷地小屋村」「福田村」「埓木崎村」の各「社」の項目に水神社(もしくは水神神社)の記載があります。
p.549.「郷土誌 福田村」-「第八章 社寺宗教」-「第二節 神社」
p.619.「郷土誌 新地村」-「第八章 社寺及宗教」-「第二節 神社」
- 回答プロセス
-
1 新地町に関連する記載がある資料1を調査したが,「安永風土記」に記載がなかった。
2 資料2および資料3を調査したが,神社について記載はあるものの,由来については記載がなかった。
3 資料4を調査したが,同様に記載がなかった。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 神社.神職 (175 9版)
- 参考資料
-
- 宮城県史編纂委員会/編. 宮城県史 28. 宮城県史刊行会, 1961.9【K201/ミ1/オ28】:
- 田辺 希文/編 鈴木/省三∥校. 封内風土記 第2巻. 宝文堂出版販売, 1975.11【K290.1/ホ1/2】:
- 新地町史編纂委員会/編. 新地町史 歴史編. 新地町教育委員会, 1999.3【K275/シ1/イ3】:
- 新地町教育委員会新地町史編さん委員会/編. 新地町史 資料編. 新地町教育委員会, 1982【K275/シ1/ウ1】:
- キーワード
-
- 福島県新地町
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000327838