レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/04/07
- 登録日時
- 2009/01/14 02:10
- 更新日時
- 2009/01/14 10:11
- 管理番号
- D2008M0439-4
- 質問
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解決
下記の漢詩文の読み方を調べています。
単吟如転簫、群噪学調笙。(隋・顔之推、聴鳴蝉詩)
典拠:『新日本古典文学大系 39 方丈記・徒然草」 P361 解説「方丈記管見」
- 回答
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ご照会の「単吟如転簫、群噪学調笙」(隋・顔之推、聴鳴蝉詩)の読み方について、下記1~5の資料を調べたところ、下記1に、当該詩の読み下し文が掲載されていました。
【 】は当館請求記号です。
1.呉衛峰:『新撰万葉集』における漢詩への一視点―夏の「蝉」をめぐって
(『国語と国文学』83巻3号 2006.3 【Z13-355】 pp.28~39)
当該部分:p.31
単吟如転簫、群噪学調笙:単吟簫を転ずるが如し、群噪笙を調ぶるに学ぶ
(初学記巻三十虫部・蝉、隋・顔之推「聴鳴蝉詩」)
<調査済み資料>*貴館調査済み資料は除きました。
2.『古詩源』沈徳潜〔編〕内田泉之助著 集英社 1997.1 2冊 【KK86-G1】
3.『顔氏家訓』 顔之推〔著〕 責任表示 宇都宮清吉訳注 平凡社 1989~1990 2冊 (東洋文庫) 【HB84-E2】
4.『古詩類苑』〔張之象〕〔撰〕中島敏夫編 汲古書院 1991~1996 3冊 【KK436-E8】
第2巻に当該句を含む顔之推の詩文がありますが(蟲豸部蛍・蝉p.543)、句点、送り仮名は付されていません。
5.川合 康三:蝉の詩に見る詩の転変(『中國文學報』57号 1998.10 pp.27~55) 【Z12-133】
顔之推と同時代人、盧思道の蝉の詩を取り上げています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『漢詩大系』; 『中国古典文学大系』; 『中国の古典』; 『漢詩名句辞典』; 『漢詩名句集』; 『漢詩百首』; 『漢文名言辞典』; 『漢文名作選3漢詩』; 『中国漢詩の旅5悠久の自然』; 『中国詩選1』; 『漢詩一日一首』; 『漢字漢文名言辞典』; 『和漢朗詠集』(『新潮日本古典集成』); 『大漢和辞典』; 『虫・むし事典 漢字百話虫の部』; 『新註墨場必携』; 『六字名句墨場必携』; 『漢詩で歳時記』; 『中国文学歳時記』
- NDC
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- 詩歌.韻文.詩文 (921 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 顔, 之推 (531-602)
- 聴鳴蝉詩
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000050674