レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/10/21
- 登録日時
- 2022/11/03 00:30
- 更新日時
- 2022/11/17 15:36
- 管理番号
- 13175541
- 質問
-
解決
戦後から現在まで、特に1960年代から2000年代までにおける年別の学園紛争の発生件数の推移を知りたい。記載のある統計資料を紹介してほしい。
- 回答
-
下記の資料、データベース及びインターネット情報を確認しましたが、戦後から現在までの学園紛争の年発生件数の推移がわかる統計資料は確認できませんでした。資料1から7までに学園紛争の発生件数に関する数値が掲載されていたため、ご参考までに紹介します。
【 】内は当館請求記号です。インターネットの最終アクセス日は2022年10月19日です。
末尾に「*」が付された資料は、国立国会図書館デジタルコレクションに収録されており、国立国会図書館及び図書館送信参加館内・個人送信限定で公開しています。
末尾に「**」が付された資料は、国立国会図書館デジタルコレクションに収録されており、国立国会図書館内で公開しています。
資料1
・警察白書 : 警察活動の現況 昭和48年. 警察庁, [1973] 【AZ-351-18】**
p.339(182コマ目)に、昭和43年から昭和47年にかけての学園紛争の発生状況が掲載されています。
なお、本資料は警察庁のウェブサイトで閲覧することができます。
( https://www.npa.go.jp/publications/whitepaper/index_keisatsu.html )
資料2
・朝日年鑑 1969年版. 朝日新聞社, 1969 【059.1-A839-A】**
p.330(170コマ目)に「1968年の大学紛争は全国で116校にのぼったが、12月10日現在、国立38校、公立1校、私立26校計65校が紛争中。」とあります。
資料3
・日本教育史. 日本図書センター, 2013.2 【FB12-L2】
p.398に昭和43年度は67大学、昭和44年度は127大学で紛争が発生した旨の記載があります。
資料4
・鈴木博雄 著. 学園紛争の起点と終着点 (Ace books). 自由国民社, 1969 【FD4-13】**
p.4(5コマ目)に「この間の大学紛争の拡大ぶりは、六六年には六〇大学、六七年には九〇大学と拡大し、六八年にはさらに増加して一一六大学(全国の大学の三分の一に近い)に達していることでも明らかである。しかも、一一六紛争大学のうち、一応解決のメドがついたものは五一校で、残りの六五校は、六九年へ越年することになった。」とあります。
資料5
・学生運動の実態と論理. 内閣官房内閣調査室, 1969 【FD37-15】**
p.314(168コマ目)に「昭和四十三年中に紛争を起した大学は約百十五校で、これは大学総数の約二〇%にあたる。しかも、これらのうち、紛争解決を四十四年に持ち越したものが六十八校という驚異的な数を記録している。」とあります。
資料6
・警察庁警備局 編. 警備の焦点 第1 (学生運動をめぐって). 警察時報社, 1968 【AZ-357-8】*
p.16(9コマ目)に「一昨昨年の検挙学生が約二〇人であったのに対し、一昨年は約二七〇人、昨年は約三二〇人とエスカレートしていることからもわかるように、暴力化する傾向がつよく出てきている。現に、昨年一年間になんらかの形で学園紛争が起きたところは、全国でおおむね九四大学、そのうち国立四三大学、公立九大学、私立四二大学となっている。」とあります。
資料7
・大学紛争の現状. 時の動き 14(3)(344). pp.26-29(14-15コマ目) 国立印刷局, 1970-02 【Z2-239】*
p.27(14コマ目)に「問題を生じている大学数の推移(昭和44年)」という月別の推移の表が掲載されています。
(調査済み資料、インターネット情報及びデータベース)
・犯罪統計書 昭和23-38年. 警察庁, 1949-1964 【326.3-Ke1162h】**
・昭和43-45年の犯罪 : 犯罪統計書. 警察庁, 1969-1971 【326.3-Ke1162h】*
・総務省統計局 監修, 日本統計協会 編. 日本長期統計総覧 第5巻 新版. 日本統計協会, 2006.12 【YU7-H4479】
・警察庁 編. 犯罪 : criminal statistics : 犯罪統計書. 警察庁, 1985【Z41-2581】
・三一書房編集部 編. 戦後学生運動 : 資料 第1-7巻 (1945-1967). 三一書房, 1968 【377.9-Se179】*
・三一書房編集部 編. 戦後学生運動 : 資料 別巻. 三一書房, 1970 【377.9-Se179】*
・日本の大学革命 第1-3 (全国学園闘争の記録 第1-3). 日本評論社, 1969 【FD31-9】**
・日本の大学革命 第5 (全共闘運動). 日本評論社, 1969 【FD31-9】**
・広谷俊二. 学生運動入門. 日本青年出版社, 1971 【FD37-84】**
・大学紛争年表. 経済往来 21(12). 経済往来社, 1969-12. pp.143-149(71-74コマ目) 【Z3-212】*
・社会問題研究会 編. 全学連各派 : 学生運動事典. 双葉社, 1969 【F2-10】**
・五十嵐良雄 編. 学生・単位・教師 : だいがくかいたい 続 (反教育シリーズ ; 12). 現代書館, 1973 【FD37-89】**
・村上也寸志 著. 学生反乱の思想史 (亜紀・現代史叢書 ; 11). 亜紀書房, 1979.10 【FD37-152】**
・学生問題に関する資料. 国立大学協会学生問題特別委員会, 1967.9 【FD37-177】*
・青年学生運動と日本共産党. 日本共産党中央委員会出版局, 1973-1982 【FH24-20】**
・山中明 著. 戦後学生運動史. 群出版, 1981.7 【FD37-180】**
・中村新太郎 著. 日本学生運動の歴史. 白石書店, 1976 【FD37-131】**
・住谷悦治, 高桑末秀, 小倉襄二 共著. 日本学生社会運動史. 同志社大学出版部, 1953 【377.9-Su784n】*
・稲岡進, 糸屋寿雄 著. 日本の学生運動 (青木新書). 青木書店, 1961 【377.9-I388n】*
・学生運動(特集・国内情勢の推移と展望‐1970年の時点に向けて). 内閣官房調査月報. 13(4)(148) 1968-04. pp.36-48(20-26コマ目) 【Z1-11】*
・伊ヶ崎暁生. 戦後大学事件史. 中央公論. 81(3)(941);3月特大号 1966-03-01. pp.394-401(212-215コマ目) 【Z23-9】**
・警察資料年鑑 1966年版. 警察資料通信社, 1965 【317.7-Ke11694】*
・警察庁警備局. 学生運動と警察. Keisatsu jiho. 23(8) 1968-08. pp.39-47(19-23コマ目) 【Z2-65】**
・西岡正郎. 行き過ぎた学生運動とその問題点. Keisatsu jiho. 22(12) 1967-12. pp.16-20(8-10コマ目) 【Z2-65】**
・警察研究会 編. 最新警備辞典 全改訂版. 警察時報社, 1953 6版 【317.7-Ke116k2-(t)】*
・警備警察研究会 編. 学生運動 (警備警察叢書 ; 第2). 立花書房, 1953 【377.9-Ke115g】*
・日外アソシエーツ株式会社 編. 青少年問題の本全情報 1945-97. 日外アソシエーツ, 1998.1 【E1-G50】
・江上芳郎 編, 喜多村和之 編. 戦後大学・学生問題文献目録 : 1945~1967 大学・学生問題文献目録 : 改訂・増補 : 1965~1971 (社会科学書誌書目集成 ; 第40巻). 日本図書センター, 1997.9 【F1-G23】
・日外アソシエーツ「雑誌文献目録」編集部 編. 政治・社会問題に関する17年間の雑誌文献目録 昭和23年~昭和39年. 日外アソシエーツ, 1982.2 【A1-19】**
・中西直樹 著. 戦後学生雑誌と学生運動 : 『学生評論』『季刊大学』『大学』『学園評論』解説・総目次・索引. 不二出版, 2020.6 【FD37-M66】
・高木正幸 著. 全学連と全共闘 (講談社現代新書). 講談社, 1985.4 【FD37-223】**
・全学連重要文献集 1-2. 全日本学生自治会総連合中央執行委員会書記局, 1968-1969 【FD37-75】*
・全日本学生自治会総連合中央執行委員会 編. 正義と真理の旗をかかげて. 白石書店, 1979.9 【FD37-156】**
・全学連中央書記局情宣部 編. 闘う全学連 第2集 (全日本学生自治会総連合第16回定期全国大会報告ならびに決定集). リベラシオン社, 1960 【377.9-Z24t】*
・全学連中央書記局情宣部 編. 闘う全学連 第6-7集. 全日本学生自治会総連合中央書記局情宣部, 1968 【377.9-Z24t】*
・木原啓二 [ほか]著. イラストレイテッド全共闘. ベストブック, 1984.2 【FD37-201】**
・安保と全学連 : 続スチューデント・パワー. 毎日新聞社, 1969 【377.9-M148s】*
・田川和夫 著. 戦後日本革命運動史 1-2. 現代思潮社, 1971 【EB25-30】**
・[大日方純夫], [源川真希] [企画編集委員]. 日本近代の歴史 5. 吉川弘文館, 2017.2 【GB411-L196】
・安田浩一 著. 「右翼」の戦後史 (講談社現代新書 ; 2485). 講談社, 2018.7 【A37-L37】
・池上彰, 佐藤優 著. 激動日本左翼史 : 学生運動と過激派1960-1972 (講談社現代新書 ; 2643). 講談社, 2021.12 【EB25-M19】
・『置文21』編集同人 編著. 回想の全共闘運動 : 今語る学生叛乱の時代. 彩流社, 2011.10 【FD37-J180】
・『置文21』編集同人 編. 時をこえて語る : 大学闘争50周年回想集 (『置文21』特別号 ; no. 43). 『置文21』編集同人, 2018.10 【FD37-L324】
・三橋俊明 著. 全共闘、1968年の愉快な叛乱. 彩流社, 2018.6 【FD37-L304】
・文部省 編. 当面する大学教育の課題に対応するための方策について : 中央教育審議会答申・資料. 大蔵省印刷局, 1969 【FD4-23】**
・文部省 編. 学制百年史. 帝国地方行政学会, 1972 【FB14-65】**
・戦後日本教育史料集成編集委員会 編. 戦後日本教育史料集成 第4巻 (再軍備と教育の中立性). 三一書房, 1983.3 【FB14-266】**
・戦後日本教育史料集成編集委員会 編. 戦後日本教育史料集成 第9巻 (学園紛争と沖縄の教育). 三一書房, 1983.8 【FB14-266】**
・朝日年鑑 1968年版. 朝日新聞社, 1968 【059.1-A839-A】**
・朝日年鑑 1970年版. 朝日新聞社, 1970 【059.1-A839-A】**
・サンデー毎日. 毎日新聞出版, 48(8 増刊)(2619);1969・2・20. 1969-02 【Z24-15】**
・国立国会図書館オンライン( https://ndlonline.ndl.go.jp/ )
・国立国会図書館デジタルコレクション( https://dl.ndl.go.jp/ )
・CiNii Research( https://cir.nii.ac.jp/ )
・雑誌記事索引集成データベース ざっさくプラス(皓星社) [当館契約データベース]
・朝日新聞クロスサーチ [当館契約データベース]
・ヨミダス歴史館 [当館契約データベース]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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下記4点の資料に記載がないか確認しましたが、該当の記載はありませんでした。
・災害と防災・防犯統計データ集 2018-2019, 三冬社編集部編集・制作, 三冬社, 2017
・日本人の価値観 : データで見る30年間の変遷,日本能率協会総合研究所編集, 生活情報センター, 2005
・教育アンケート調査年鑑 2022年版, 『教育アンケート調査年鑑』編集委員会編, 創育社, 2022
・我が国の治安回復に向けて : 厳しさを増す犯罪情勢への取組み (警察白書 ; 平成14年版), 警察庁編, 財務省印刷局, 2002
- NDC
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- 大学.高等.専門教育.学術行政 (377 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 学園紛争
- 学生運動
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 経済社会(レファレンス)
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 大学図書館 図書館
- 登録番号
- 1000323417