レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021/10/26
- 登録日時
- 2021/11/03 00:30
- 更新日時
- 2021/11/18 13:00
- 管理番号
- 10706565
- 質問
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解決
昭和40年当時の現福岡県春日市紅葉ヶ丘東の地価が知りたい。
当時の地名は福岡県筑紫郡春日町大字春日(小字大牟田?)だと思う。
- 回答
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国土交通省による地価公示の調査は、昭和45(1970)年に開始されました。そのため、当時既に調査が行われていた相続税路線価について調べましたが、昭和40(1965)年の福岡県筑紫郡春日町大字春日の相続税路線価が分かる資料の当館における所蔵は、見当たりませんでした。
資料1の「路線価設定地域の町名」(p.5以降)を確認したところ、筑紫郡春日町大字春日は掲載されていませんでした。そのため、当該地域には路線価が設定されていなかったと考えられます。
資料1
当館請求記号 YD1-H14
タイトル 相続税財産評価基準書 昭和40年
資料形態 マイクロ
注記 原本: 税務大学校租税史料館所蔵
※福岡県は以下のリールに掲載されています。
No.127 昭和40年-福岡-1
当該地域については、資料1に評価倍率表が掲載されています。ご参考までに、福岡県筑紫郡春日町の評価倍率表(宅地)の掲載箇所及び内容を以下のとおりお伝えします。
掲載箇所 p.60(89コマ)
署名 筑紫
市(区)郡名 筑紫郡
適用地域の区域名 春日町全域
割増倍数 1.10倍
なお、路線価が設定されていない地域の宅地の価格は、固定資産税評価額に上記の評価倍率をかけることで求められますが、当館では各地の固定資産税評価額が分かる資料はほとんど所蔵していないため、目安となる土地価格を算出することは事実上不可能です。固定資産税評価額は、その土地が所在する市役所または町村役場にお問い合わせください。ただし、昭和40(1965)年の記録が残っているかどうかは不明です。
また、調査の過程で参考となる情報がありましたのでご紹介します。
春日市自治会連合会ホームページ( https://ksg.jichirengo.jp/municipality/momijigaoka/ )に、以下の記載がありました。
「紅葉ヶ丘地区は、昭和27年大字春日字大牟田にあった春日秣組合と個人所有の山林原野を民間業者が買収し、昭和39年から宅地造成を始めたものです。昭和40年に第1回分譲を行い、30戸~40戸が移住しました。」
このように大規模な宅地造成が行われた場合、その地域の新聞に宅地の広告が掲載されている可能性がありますので、参考までにお伝えいたします。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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地価公示を確認しようとするも調査開始年が昭和45年からのため、昭和47年当時の価格しか確認できず。
路線価図から大体の価格が割り出せないかと思い確認するも令和3年度のものに紅葉ヶ丘周辺の記載なしのため、おそらく当時の物にも記載がないと思われる。
- NDC
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- 人口.土地.資源 (334 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 相続税路線価
- 路線価
- 財産評価基準書
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 経済社会(レファレンス)
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 公立図書館 図書館
- 登録番号
- 1000306870