レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20010921
- 登録日時
- 2005/02/02 02:13
- 更新日時
- 2005/11/16 10:13
- 管理番号
- C2001F3120
- 質問
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未解決
明冶時代(20年代)のカステラの値段がわかる資料。
- 回答
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カステラについて書かれた資料や物価史、食文化史に関する資料を調査しましたが、値段の記述してある資料は見当たりませんでした。
また、長崎県史、同市史の類や長崎の食文化について書かれた資料も調べましたが、その来歴に関する記述はあるものの、値段に言及したものはありませんでした。
併せて、『長崎新聞』(長崎新聞社 <YB-61>)について明治40年1月から6月までを広告欄を中心に調査しましたが、カステラ製造会社の広告は何件か見られるものの価格の掲載は見当たりませんでした。(これ以上新聞の調査は合理的な検索手段がなく膨大な時間を要するため、当館レファレンスの範囲を越えます。)
既にお問い合わせ済みの「文明堂」のほか、江戸時代から続く老舗として社名が散見される、「福砂屋」や「松翁軒」に関する社史等がないかも調べましたが、その種の文献は見当たりませんでした。なお、『食品工業総合名鑑 2000』(光琳 2000<D4-G477>)によれば両社の連絡先は以下のとおりです。
福砂屋(長崎市船大工町3-1)
松翁軒(長崎市魚の町3-19)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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『値段史年表:明冶・大正・昭和』(週刊朝日編 1988.6)
『日本の物価と風俗130年のうつり変わり』(日本新聞連盟 1997.7)
『新聞広告一〇〇年』(朝日新聞社編 1978.1)
『カステラ文化誌全書:East meets West』(粟津則雄[ほか]著 平凡社 1995.11)
『明冶ニュース事典』(毎日コミュニケーションズ 1983)
『明冶の読売新聞 CD-ROM版』
『風月堂社史』(風月堂ホームページ)
上記朝日の年表では、大正5年の1箱(580g)40銭が最も古い数字でした。また文明堂に問い合わせたところ、戦災・水害のため、大正4年に現在1,400円している商品を、1斤80銭で販売していたという記録しかないとのことでした。
- NDC
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- 貨幣.通貨 (337 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- カステラ
- 物価
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 大学図書館
- 登録番号
- 1000014098