レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/12/27
- 登録日時
- 2023/01/05 00:30
- 更新日時
- 2023/01/19 13:43
- 管理番号
- 13727125
- 質問
-
未解決
中国ドラマでよく身分の高い方が腰に付けている装飾品で、翡翠などの石を彫った玉佩(=佩玉)が載っている写真集を探しています。
色々なデザインが載っていて、解説文も日本語で書かれたものが良いです。
インターネットで検索すると写真はたくさん出てくるのですが、書籍で見つけることができません。
- 回答
-
以下のとおり調査しましたが、玉佩・佩玉のみを掲載した写真集は見当たりませんでした。
玉佩・佩玉の図版および解説が掲載されている資料をご参考までに紹介します。
【 】内は国立国会図書館請求記号です。請求記号末尾に◎を付した資料は、国立国会図書館デジタルコレクション(国立国会図書館内/図書館・個人送信)資料です。
資料1:中国国家文物鑑定委員会 編纂『中国文化財図鑑 = Illustrated Important Chinese Cultural Relics Ranking Standard 第2巻』科学出版社東京, 2014.7【K16-L405】
* 当該資料は「玉器」の巻です。一級~三級文物、一般文物についてカラー図版および解説が収録されています。玉佩・佩玉も複数掲載されており、国立国会図書館(NDL)オンライン上で目次を確認することができます。また、佩や佩飾などとされている文化財の掲載もあるようです。
* NDLオンラインにおける書誌情報:https://id.ndl.go.jp/bib/025599936
資料2:『中国美術全集 : 工芸編 9』京都書院, 1996.12【K16-G82】
* 当該資料は「玉器」の巻です。玉佩等のカラー図版が複数掲載されており、対応する解説も別ページにあります。
資料3:『世界美術大全集 東洋編 第2巻』小学館, 1998.9【YP11-249】
* p.191「図144 龍鳳文透彫玉佩」(カラー図版):p.374に解説があります。
* p.194「図148 鳳文牌形玉佩」(カラー図版):p.376に解説があります。
* p.195「図150 玉佩」(カラー図版)(「図149 犀形玉珩」(カラー図版)):pp.376-377に解説があります。図149は図150の中央部に配されていたものとのことです。
資料4:和泉市久保惣記念美術館 編『装身具 : 日本・中国・朝鮮よそおいの美 : 特別展』和泉市久保惣記念美術館, 2011.10【KB16-J1002】
* p.34「70 玉 鳳文佩 中国・春秋戦国時代 和泉市久保惣記念美術館」(カラー図版)
* p.35「73 龍形佩・虺形佩 中国・戦国時代」(カラー図版)
* p.82:上記2点の図版の解説が掲載されています。
資料5:「由緒ある中国玉器コレクション : 橋詰文之 インタビュー : 和泉市久保惣記念美術館副館長 (特集 美と祈りの誕生 : 古代日本と東アジアの玉)」(『目の眼』(553):2022.10 pp.39-43【Z11-885】)
* p.39「玉 凰文佩 西周時代」のカラー写真が掲載されており、解説がついています。
[そのほかの主な調査済資料およびウェブサイト]
杉村勇造 解説, 藤本四八, 坂本万七, 田枝幹宏 撮影『古代中国の美 : 土偶・彫刻・銅器・玉器』美術出版社, 1967【717-Su736k-(s)】◎
* 「銅器・玉器」>「原色版」>「獣魚佩玉 1(カラー図版)」(p.58に解説があります)
* 「銅器・玉器」>「グラビア版」:p.41「獣魚佩玉」、p.44「獣魚佩玉」、p.45「各種佩玉」、p.48「鳥形佩玉」(これらはモノクロ図版です。p.59に解説があります)
デージー=リオン・ゴールドシュミット, ジヤン=クロード・モロー=ゴバール 著, 金子重隆 訳『中国美術 : 銅器・玉器・彫刻・陶磁』美術出版社, 1963【750.8-cL76t-K】◎
* pp.133-195「玉器(図版61-90)」:図版のうち63-64は「護符と佩玉」であり、p.146に解説、p.147にカラー図版が掲載されています。また、73-74は共に「佩玉竜」であり、p.162にモノクロ図版、p.163に解説が掲載されています。
日外アソシエーツ株式会社 編『東洋美術作品レファレンス事典』日外アソシエーツ, 2008.12【K1-J7】
* p.467:玉佩
日外アソシエーツ株式会社 編『美術作品レファレンス事典 先史・古代美術』日外アソシエーツ, 2007.6【K1-H18】
* p.178:玉佩
大塚清吾 写真『上海博物館中国・美の名宝 5』日本放送出版協会, 1992.3【K16-E355】
『世界美術全集 第12』角川書店, 1962【708-Se122-k】◎
* pp.148-151「礼玉と佩玉」
『世界美術大系 第8巻』講談社, 1963【708-Se1223】◎
林巳奈夫 著『中国古玉器総説』吉川弘文館, 1999.1【GE75-G14】
* pp.104-128「第一部 総論」>「第三章 玉器の名称と用法」>「二 佩玉、装身具」
岩村忍 編『支那関係欧米名著略解』タイムス出版社, 1940【025.922-I915s】◎
ジャパンサーチ(https://jpsearch.go.jp/)
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- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 宝石.牙角.皮革工芸 (755 10版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 人文(レファレンス)
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000326660