レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2000/06/30
- 登録日時
- 2005/02/11 02:46
- 更新日時
- 2009/08/24 11:44
- 管理番号
- 埼浦-2000-027
- 質問
-
未解決
野上弥生子の「迷路 上巻」(岩波文庫)p516に出てくる「ヘイ香水」は実際にあるか。あるならばどんな香水か。
- 回答
-
該当する香水が当時あったのかは確認できなかった。
- 回答プロセス
-
岩波文庫版と『野上弥生子全集 10』で確認すると、落ち葉を燃やした煙が「ヘイ香水そつくりの匂ひを屋敷ぢゆうに漂はせる」いう文章あり。
『香りの事典』ほか香水関係の資料にあたるが、該当する香水なし。
『新潮日本文学アルバム』ほか野上弥生子関係の資料にもなし。
昭和10年頃を背景としていることから、『昭和家庭史年表』、『婦人の友』の昭和17年頃の広告、女性史関係の写真集等も調べるが記述なし。
香水会社に問合せるがわからず。
『資生堂百年史』より、「BAY RUM」「BAY QUININE」という香水なら大正から昭和にかけて発売していることがわかる。BAYはBay leaf(月桂樹の葉)のこと。
時間切れで、以上を回答して終了とする。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 油脂類 (576 9版)
- 小説.物語 (913 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 香水
- 小説-日本
- 野上 弥生子(のがみ やえこ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000018326