レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年03月15日
- 登録日時
- 2013/05/20 11:58
- 更新日時
- 2013/08/02 14:10
- 管理番号
- 埼熊-2013-010
- 質問
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未解決
岩倉使節団使節随従者の「松村文郎」という人物の読みは何というか。
- 回答
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読みはわからなかった。
『名前10万よみかた辞典』の記述を紹介する。「文郎」は〈ふみお〉〈ふみろう〉〈ぶんろう〉の読みがある。
- 回答プロセス
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《GoogleBooks》を〈松村文郎〉で検索したところ、以下の資料が該当する。
『岩倉使節団の再発見』(米欧回覧の会編 思文閣出版 2003)
巻末ⅷに「松村文郎(文亮)佐賀藩士、中牟田倉之助の弟。明治元年上海に渡航、その後律の海軍学寮で航海術を教える。使節団では、鍋島直大の同行者としてイギリスに滞在、帰国後海軍少佐に任ぜられ…(以下略)」とあるが、名前の読みなし。松村文亮と同一人物と思われる。
「松村文亮」の名前があった資料
『幕末明治海外渡航者総覧 2 人物情報編』(手塚晃、国立教育会館編集 柏書房 1992)
p348「松村文亮」の項あり。「まつむらふみすけ」の読みがなはあるが、「文郎」についての記述なし。
『岩倉使節団内なる開国 大開港展シリーズ 第5回 霞会館資料 17』(霞会館資料展示委員会編 霞会館 1993)
p199「第3表 岩倉使節団同行留学生」に「松村文亮(文郎)」の年齢・生没年・出身・略歴はあるが、名前の読みなし。
『新聞集成明治編年史 11 北清事変期 明治33年-35年』(新聞集成明治編年史頒布会 1965)
『人物レファレンス事典 明治・大正・昭和(戦前)編 2(2000-2009)』(日外アソシエーツ 2010)
『海を越えた日本人名事典』(富田仁編 日外アソシエーツ 2005)
『近代日本の海外留学史』(石附実著 ミネルヴァ書房 1984)
『明治過去帳 物故人名辞典』(大植四郎編 東京美術 1991)
『岩倉使節団の歴史的研究』(田中彰著 岩波書店 2002)
『岩倉使節の研究』(大久保利謙編 宗高書房 1976)
『大久保利謙歴史著作集 2 明治国家の形成』(大久保利謙著 吉川弘文館 1986)
『岩倉使節団のパリ 山田顕義と木戸孝允その点と線の軌跡』(富田仁著 翰林書房 1997)
『山田顕義伝』(日本大学 1963)
『佐賀藩と明治維新』(木原溥幸著 九州大学出版会 2009)
『佐賀藩 シリーズ藩物語』(川副義敦著 現代書館 2010)
『佐賀県近世史料 5編1』(佐賀県立図書館 2008)
『佐賀県教育史 4 通史編』(佐賀県教育史編さん委員会編 佐賀県教育委員会 1991)
一般的な読みを調べる
『名前10万よみかた辞典』(日外アソシエーツ 2002)
p424〈文郎〉の読みとして、〈ふみお〉〈ふみろう〉〈ぶんろう〉とあり。
『字形・字星による名前のつけ方』(佐藤六竜著 文研出版 1972)
p275「文」の項あり。読みは「ブン・モン・あや・ふみ」の他、「トモ・アキ・イト・ノリ・ヒサ・ヤス・ヨシ」。
p317「郎」の項あり。読みは〈ロウ・お〉のみ。
その他調査済み資料は以下のとおり
『岩倉使節団の比較文化史的研究』『欧米から見た岩倉使節団』『岩倉使節団 明治維新のなかの米欧』『岩倉使節団という冒険』『岩倉使節団のパリ 山田顕義と木戸孝允その点と線の軌跡』『特命全権大使米欧回覧実記 現代語訳 5(ヨーロッパ大陸編 下)』『特命全権大使米欧回覧実記 総索引』『遠い崖 アーネスト・サトウ日記抄 9 岩倉使節団』『写真・絵図で甦る堂々たる日本人 この国のかたちを創った岩倉使節団「米欧回覧」の旅』『近代日本の内と外』『岩倉使節団「米欧回覧実記」』『久米邦武 史学の眼鏡で浮世の景を』『久米邦武文書 3 岩倉使節団関係』『佐賀県史 下 近代編』『佐賀市史 3 近代編』『佐賀学 佐賀の歴史・文化・環境』『佐賀藩 日本歴史叢書 新装版』『佐賀県の歴史 県史 41』『佐賀県の百年 県民100年史 41』『三百藩家臣人名事典 7』『肥前の歴史と文化』『維新の留学生 西洋文明をどうとりいれたか』『大久保利謙歴史著作集 5』
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 松村 文郎
- 松村 文亮(マツムラ フミスケ)
- 岩倉使節団
- 人名辞典
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000131474