レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/12/02
- 登録日時
- 2008/12/18 02:10
- 更新日時
- 2008/12/18 09:32
- 管理番号
- C2008M1750
- 質問
-
未解決
木造住宅を建築する際にかかる1平方メートル当たりの人件費(工賃)の相場を調べています。塗装や基礎やその他の工程などすべてを含めて一つの木造住宅ができるまでにかかる人件費です。『建築統計年報』や建設会社等が出しているパンフレット等にはすべてを含んだ工事費はあるのですが、人件費だけについては判明しません。どのような資料でも結構ですのでそのような記載があるものをご照会下さい。想定しているのは公共施設ではなく個人の住宅です。またできれば県別に示しているものがあればと思います。
- 回答
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ご照会の事項ついて以下のとおり回答します(【】内は当館請求記号です)。
以下の資料を調査しましたが、木造住宅建築の際にかかる1平方メートルあたりの人件費に関するデータや、それを掲載する資料に関する情報は見当たりませんでした。
(1) 『建設活動50年史と建設統計ガイド : 日本の姿を建設統計で見る』(建設物価調 査会 2003 【DT662-H2】)
(2) 『建設統計要覧』(建設物価調査会 年刊 【Z41-944】)
(3) 『建設総合統計年度報』(経済調査会 年刊 【Z3-2803】)
(1)の資料では、建設労働に関する調査としてp.267で「建設資材・労働力需要実態調査」が紹介されており、以下の資料に調査結果が掲載されています。
(4)「建設資材・労働力需要実態調査(平成15年度原単位)及び平成17年度主要建設資材 需要見通しについて」国土交通省総合政策局労働資材対策室(『建設労働・資材月報』31(8) (通号 363) 2005.8 pp.1-9 大成出版社 【Z16-1172】)
3年ごとに国土交通省によって行われている「建設資材・労働力需要実態調査」の平成15年度の結果が掲載されており、請負工事費100万円あたりの建設資材・労働力の投入量である金額原単位と、建設工事延べ床面積10平方メートルあたりの投入量である面積原単位が記載されています。p.4に「表‐4 建築着工統計区分(構造別)に対応する面積原単位(全国)」が掲載されており、木造延べ床面積10平方メートルあたりの就業者が記載されています。単位は人・日で、全職種の合計となっています。
最新の平成18年度の調査結果概要については国土交通省HP内の建設業関係統計(http://www.mlit.go.jp/statistics/details/kgyo_list.html)から参照することができますが、構造別、住宅・非住宅などの用途別、地域別のデータは掲載されていません。
なお、こちらに記載されている調査の方法の、原単位の算出の項において、建築工事については「建設投資推計、建築着工統計の各区分の別に応じ、建築物の使途、用途、構造の区分毎、及びそれらを総合したものについて作成する。」となっていますので、木造住宅の地域別の原単位が作成されている可能性がありますが、詳しくは作成機関にお問い合わせください。
インターネットの最終アクセス日は2008年12月1日です。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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・国立国会図書館所蔵→『木造住宅工事仕様書』(NA241-H338)
・当館所蔵資料→『建築統計年報 平成16年度版』(建設物価調査会発行)、雑誌『建設物価』、『季刊 建築施工単価』、その他 家作りの雑誌等
- NDC
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- 建設工学.土木工学 (510 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 建設労働
- 給与
- 建築業
- 木造住宅
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 公共図書館
- 登録番号
- 1000049810