レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013/7/25
- 登録日時
- 2015/04/02 00:30
- 更新日時
- 2015/04/03 00:30
- 管理番号
- 北方 14-0160
- 質問
-
未解決
『釧路歴史散歩 上巻』(佐藤尚著 釧路市 1982)p178の「えとろんべ」という地名に「舳提辺」という漢字が当てられているが、他の資料を見てもこの漢字の表記がないので、どうしてこの本にこの漢字が当てられているのか出所を知りたい。
調査済みの資料
・『北海道海岸線地名めぐりの旅』(尾﨑功著 北海道出版企画センター)
・『松浦武四郎蝦夷日誌集』(釧路叢書 1960年)
・『アイヌ語地名解 北海道地名の起源』(更科源蔵著 1966年)
・『北海道蝦夷語地名解』(永田方正著 国書刊行会 1984年)
- 回答
-
①出典の『釧路歴史散歩』には参考文献等の記載なし。→追加の聞き取りで、利用者がすでに発行所の釧路市に問い合わせ済みであることを確認。
②北海道の地名辞(事)典、アイヌ語地名辞(事)典、釧路市史、釧路町史等見るが、「えとろんべ」若しくは「舳提辺」の記述を確認できず。
③『難読地名番付表 蒙御免』(参考資料1)には「年寄 えとろんべ 舳提辺 <釧路町>」とあるが、参考文献等記述がなく、出典不明。
④『松浦武四郎蝦夷日誌集』(釧路叢書第1巻)p41「竹四郎廻浦日記 抄」に海岸線の地名として「ヱトロツベ」が出てくるが、「エトロンベ」と同一のものか不明。
また、「東西蝦夷山川取調図 八」では「エトロツヘ」、『北海測量舎5万分の1地形図 釧路國」では「エトロンペ」という地名表記がある。
⑤ネット検索でも、釧路町にある地名であること以外、情報を得られず。
※③以外、「えとろんべ」「舳提辺」の記述があるものは確認できなかった旨説明し、回答とした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本 (291 7版)
- 参考資料
- キーワード
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- 地名
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事項調査
- 内容種別
- 地名
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000170239