レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 1998年02月16日
- 登録日時
- 2005/11/08 17:46
- 更新日時
- 2007/05/01 16:55
- 管理番号
- 福井県図-19980216
- 質問
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未解決
十六羅漢の配置順序が知りたい
- 回答
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十六羅漢個々の画はあるが、集合で十六羅漢が描いてあるものは見つからなかった。したがって、配置図における配置順序は不明。
- 回答プロセス
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1 新編 仏像図鑑 186.8/シ p.269~:各羅漢図に関する解説と図画はあるが、配置順は記載なし。
2 総合仏教大辞典(上) 180.3/ソ p658 1以上の結果は得られず。ただし、日本の清涼寺に、国宝の仏画があるという記載はあり。
3 国宝大事典(1) 絵画 709.1/コ p.130~ 東京国立博物館および、清涼寺所蔵の仏画の掲載あり。ただし、これは、各羅漢が活躍する場面のもので、全羅漢が集合したものではない。配置順はわからなかったが、各羅漢には、番号付けされていることが、解説文p132~133より分かった。
「十六羅漢に対する信仰は、唐時代に玄奘が『法住記』を漢訳して後に盛んになり、それを描くことは唐時代に始まった。(中略)『法住記』が説く十六羅漢は、~」とあり、以下をまとめると、下記のとおり。
第一尊者=賓度羅跋囉惰闍尊者(ひんとばらだじゃそんじゃ) 第二尊者=迦諾迦伐蹉尊者(かなかばつさそんじゃ)
第三尊者=迦諾迦跋釐堕闍尊者(かなかばりだじゃそんじゃ) 第四尊者=蘇頻陀尊者(すひんだそんじゃ) 第五尊者=諾距羅尊者(なこらそんじゃ)
第六尊者=跋陀羅尊者(ばだらそんじゃ) 第七尊者=迦理迦尊者(かりかそんじゃ) 第八尊者=伐闍羅弗多羅尊者(ばじゃらぷたらそんじゃ)
第九尊者=戌博迦尊者(じゅばかそんじゃ) 第十尊者=半託迦尊者(はんたかそんじゃ) 第十一尊者=囉怙羅尊者(らごらそんじゃ)
第十二尊者=那伽犀那尊者(ながせなそんじゃ) 第十三尊者=因掲陀尊者(いんがだそんじゃ)第十四尊者=伐那婆斯尊者(ばなばすそんじゃ)
第十五尊者=阿氏多尊者(あじたそんじゃ) 第十六尊者=注荼半託迦尊者(ちゅだはんたかそんじゃ)
4 中国仏教四大名山図鑑 L182.2/チ p.44五百羅漢の群像あり。p.148,180は、羅漢像が横一列に並べられている。
5 古寺巡礼 京都 7 浄瑠璃寺 185/K5/7 p.37~39、p131
6 古寺巡礼 京都 21 清涼寺 185/K5/21 p.59~60,p137
7 重要文化財8 絵画 2 701/Z/8 p66~92
5,6,7とも、十六羅漢の群像はなかった。決められた配置順というのは、わからなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏教 (18)
- 参考資料
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- 仏像図鑑
- キーワード
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- 十六羅漢
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000024587