レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年06月23日
- 登録日時
- 2022/07/05 15:15
- 更新日時
- 2022/07/06 17:47
- 管理番号
- 24400
- 質問
-
解決
香川県内の橋について、土木事務所や教育委員会が作成した資料や郷土史に関する資料から調べたい。
- 回答
-
1.土木に関する資料について
【参考資料1】
次のページに、それぞれの土木事務所の担当地域にある土木関係の工事に関する記述あり。
その中に橋に関する記述も含まれている。
p228~247
「出先機関の歴史 2 長尾土木事務所」の項
地域:現木田郡三木町、さぬき市、東かがわ市
p248~261
「3 高松土木事務所」の項
地域:現高松市、綾歌郡綾川町
p262~276
「4 土庄土木事務所」の項
地域:小豆郡
p290~311
「6 善通寺土木事務所」の項
地域:現坂出市、仲多度郡まんのう町、多度津町、琴平町、綾歌郡宇多津町、丸亀市、善通寺市
p312~
「7 観音寺土木事務所」の項
地域:現観音寺市、三豊市
次のページに、明治元(1868)年から昭和50(1975)年の県内の土木に関する年表あり。
p338~423「土木史年表」の項
2.個々の橋に関する資料について
依頼者が指定した橋のうち、特定できたもので、各資料に取り上げられていた橋を紹介した。
なお、各橋の所在地は紹介した資料に基づき、記述した。
【参考資料2】
この資料は、四国内の特徴的な橋を取り上げ、解説したもの。
p7 鞘橋(琴平町)
p9 三架橋(観音寺市)
p13 両景橋(坂出市)
【参考資料3】
この資料は、昭和53年9月5日~55年8月4日に四国新聞で連載された「名橋古橋」という記事を当館で切抜き、ファイリングしたもの。
「2 永代橋(土庄町土庄・渕崎)」
「6 鞘橋(琴平町)」
*【参考資料2】で紹介した橋。
「7 滝宮橋(綾南町)」
*依頼者提供資料には「綾川橋」「坂出」と書かれている。
(綾南町は現在、綾歌郡綾川町に含まれる。)
「18 偃月橋」
*依頼者提供資料には「栗林公園 迎春」と書かれている。
「27 三架橋(観音寺市)」
*【参考資料2】で紹介した橋。
「30 高橋(牟礼町)」
(*牟礼町は現在、高松市に含まれる。)
「43 轟橋(財田町財田上轟)」
(*財田町は現在、三豊市に含まれる。)
「84 岩部橋(塩江町)」
(*塩江町は現在高松市に含まれる。)
3.個々の橋がある地域の市町村史について
依頼者提供資料に掲載されている橋がある地域の市町村史のうち、目次等から橋の項が確認できた資料を紹介する。
【参考資料4】
p388~391
「交通・運輸/道路と橋/橋」
【参考資料5】
p220~224「第8章 交通・運輸・通信/第3節 道路・橋梁/2 橋梁」
【参考資料6】
p21~24「第1編 地理/地勢/橋梁」の項
【参考資料7】
p406~407「第5章 交通・通信と土木/第3節 土木/三架橋」の項
4.その他の橋について
(1)「高松市・栗林公園 春迎橋」
依頼者提供資料から、この橋は「偃月橋」と思われるため、「偃月橋」に関する資料をお知らせした。
【参考資料8】
次のページに偃月橋の特徴と共に、架橋について次のような記述あり。
p366~369
「Ⅱ.近来の造園管理=昭和末期から平成初期の復元整備=〈20年史〉/4.各施設の保存と修復/(3)建造物/⑤偃月橋」の項
「偃月橋は-略-作庭当初から、南湖の南隈造園史 特別名勝栗林公園附近に架けられていた事が、当時の古絵図が物語っている。
長い歴史の中で、老朽化にともない度々、更新されているが、記録が判明しているものをあげると、昭和11(1936)年、
昭和32(1957)年、昭和55(1980)年である。そして、今回21年ぶりに、-略-平成13(2001)年春、全面的に改修された訳である。」
【参考資料9】
次のページに「偃月橋」や「南湖全景」という題で明治・大正頃の橋の写真が掲載されている。
p13~15「写真に見る明治・大正の栗林公園」の項
p16「讃岐写真帖」の項
*この『讃岐写真帖』は当館HPの「香川県立図書館デジタルライブラリー」から
「その他の讃岐(香川)の歴史>古文書>讃岐写真帖>23コマ目」で閲覧可能。
p17~27「明治・大正頃の絵はがき」の項
(2)「高松市・塩江温泉の橋」「高松市・旧塩江温泉橋①」「高松市・塩江温泉橋②」
橋3点とも、依頼者提供資料から、橋を特定することはできなかった。
【参考資料4】【参考資料5】に、塩江町の橋に関する記述があり、主要な橋については、架設年代やその経緯などが簡単に書かれている。
【参考資料4】に架設年代等が書かれている橋
岩部釣橋(岩部橋)、塩江橋、北井橋、落合橋、温泉橋、観月橋、上西新橋
*岩部釣橋の明治27年の写真の掲載あり。
【参考資料5】に架設年代等が書かれている橋
岩部釣り橋(岩部橋)、塩江橋、旧落合橋、温泉橋、観月橋、上西新橋、中の釣り橋
*岩部釣り橋の明治27年・大正3年の写真、塩江橋の昭和63年以降の写真、
旧落合橋の写真(年代不明)、観月橋の平成5年の写真、旧小向橋の写真(年代不明)、
上西新橋の写真(年代不明)も掲載あり。
また、次の橋については、橋の規模と架橋年のみ書かれている。
西谷橋、中村橋、落合橋、柞野橋、北井橋、松尾橋、細井橋、堀山橋、一ツ内橋、阿弥陀橋、
日浦橋、割谷橋、横井橋、地蔵橋、貝の股橋、小谷橋、小出橋、堂野橋、片手石橋
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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(1)『香川県土木史』 香川県建設技術協会 編 , 香川県建設技術協会, 1976.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I085821360-00 -
(2)『橋』四国の道路を考える会, 1985.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001793428-00 -
(3)『名橋古橋』 四国新聞社 編 , 四国新聞社, 1978.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I085711094-00 -
(4)『塩江町史』 塩江町史編集委員会 編 , 塩江町史編集委員会, 1970.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001215270-00 -
(5)『新修塩江町史』 塩江町史編さん委員会 編 , 塩江町, 1996.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002545988-00 -
(6)『土庄町誌 続編』 土庄町誌続編編集委員会 編 , 土庄町, 2008.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000009392457-00 -
(7)『観音寺市誌 通史編』 増補改訂版 観音寺市誌増補改訂版編集委員会 編 観音寺市, 1985.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002620161-00 -
(8)『造園史 特別名勝栗林公園』 吉田重幸 監修 , 中西勉 編著 原稿版「引継書」 [中西勉], 2004.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007606944-00 -
(9)『栗林公園北庭完成100周年特別名勝指定60周年記念事業 報告書』 香川県栗林公園観光事務所 2014.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I026714135-00
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(1)『香川県土木史』 香川県建設技術協会 編 , 香川県建設技術協会, 1976.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000318270