レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年01月08日
- 登録日時
- 2017/03/24 18:43
- 更新日時
- 2017/12/20 15:06
- 管理番号
- tr471
- 質問
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解決
栃木県の民俗学者である中山太郎の交流関係が知りたい。
- 回答
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中山太郎(なかやまたろう 明治9年生 昭和22年没)は現在の足利市生まれの民俗学者です。
(参考『栃木県歴史人物事典』(栃木県歴史人物事典編纂委員会/編集 下野新聞社 1995))
中山太郎の交流関係について、記述を確認できた資料をご紹介します。
・『耳のあか 随筆』(中山太郎/著 象文閣 1936)
中山太郎が行ってきた談話を随筆としてまとめた資料です。
「巻頭数言」(p.1-3)に「談話は原則として一人一話とした」「談話者の尊名は一々明記して置いた」「記事の新古も長短も一切頓着せずに排列した」とあります。
全130の記事を収録しており、目次には「談話名、職業名(一部書かれていない談話者もいます)、談話者名」が記されています。
談話者の職業名の一部をさらってみても、「文学博士」「実業家」「医学博士」「貴族院議員」「法学博士」「元早大教授」等、多種多様な人々と中山太郎が交流を持っていたことが分かる資料です。
・『タブーに挑む民俗学 中山太郎土俗学エッセイ集成』(中山太郎/著,礫川全次/編 河出書房新社 2007)
p.16-19に「幅広い交友関係」、p19-23に「ネフスキーとの交流」の項があります。
p.251-254に「中山太郎略年譜」があります。
・『日本民俗学のエッセンス 日本民俗学の成立と展開 増補版』(瀬川清子/編,植松明石/編 ぺりかん社 1994)
平山和彦/著「中山太郎 その研究と方法」(p.109-123)のp.112「二 中山の略歴と業績」に、交流に関する記述があります。
・『足利文林 第5号』(足利文林会/編 足利文林会 1981)
長谷川有三/著「郷土が生んだ異質の民俗学者 中山太郎について」(p.4-7)が収録されています。中山太郎についての人物伝です。交流関係についての記述もあります。
・『足利文林 第36号』(三田忠夫/編 足利文林会 1992)
山岸正三/著「中山太郎」(p.20-23)のp.22上段に、交流について数行の記述があります。
・『日本民俗学大系 第3巻』(平凡社 1958)
金田一京助/著「物故者紹介 民俗学に寄与した人々 中山太郎翁のこと」(p.343-344)があります。
・『日本民俗大辞典 下(た~わ・索引)』(福田アジオ/〔ほか〕編 吉川弘文館 2000)
p.248-249「中山太郎」の項に、交流関係に関して「ロシア人民俗学者のネフスキーと最初に交友したのも中山であった」とあります。
・『栃木県歴史人物事典』(再掲)
p.454下に「中山太郎」の項があります。交流関係については柳田国男、折口信夫、南方熊楠の名が挙げられています。
・大林太良/著「中山太郎論」(1973)
※『季刊柳田国男研究 第二号』(1973 p.60-72)の複製資料です。
足利市立図書館所蔵の資料です。交流関係について若干の記述があります。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289)
- 参考資料
- キーワード
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- 栃木県
- 中山太郎
- 交流
- 人間関係
- 民俗学者
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000212627