レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016年06月15日
- 登録日時
- 2017/03/24 15:42
- 更新日時
- 2017/11/28 14:59
- 管理番号
- tr464
- 質問
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解決
栃木県藤原町(現在の日光市)に藤原仲麻呂(恵美押勝)にまつわる伝承があることを知った。伝承について記載のある資料はあるか。
- 回答
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藤原仲麻呂にまつわる伝承をお調べしたところ、以下の資料が確認できました。
・『藤原町郷土誌 1 歴史篇』(藤原町教育研修会郷土誌作成委員会/編 藤原町教育研修会 1963)
p.22-33「2 山岳信仰と村落のはじめ」の項に「孝謙女帝のはじめのころ、強大な権力をふるった藤原仲麿(略)の子、アサカリも大将軍として東征した。アサカリの軍はその帰途をこの地方にとった」とあります(p.23)。
・『藤原町の民話と旧跡 鬼怒川・川治』(藤原町広報委員会/編、発行 1982)
p.87-89「村落発生の伝説集(藤原・他)」の項に「奈良時代の初め頃、強大な権勢を欲しいままにした藤原仲麻呂の子、朝獦(アサカリ)を大将軍とした蝦夷征伐軍は、その帰途を本町域を通る道にとったというのです」とあります(p.88)。
・『栃木県大百科事典』(栃木県大百科事典刊行会/編、発行 1980)
p.622「藤原町」の項に、町名の由来にアサカリが関わっているとされる記述が40字程度あります。
・『角川日本地名大辞典 9』(「角川日本地名大辞典」編纂委員会/編 角川書店 1984)
p.790「藤原」の項に、地名の由来にアサカリが関わっているとされる記述が60字程度あります。
・『栃木県の地名の故事来歴 2』(稲川彰一/編 竹林書室 1982)
p.23「藤原」の項に、地名の由来にアサカリが関わっているとされる記述が40字程度あります。
・『とちぎの地名』(塙静夫/著 落合書店 1989)
p.213-214「藤原」の項に、藤原の地名由来を3点紹介しており、2点目に藤原朝獦(朝狩)に関する説を50字程度で紹介しています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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日光砂防事務所のウェブサイト内に次の記述がある。
「良時代のはじめ頃、藤原仲麻呂の子、朝狩(アサカリ)を大将軍蝦夷征伐軍がこの町に立寄り、一部の兵士たちがそのまま釈迦ケ岳のふもとに住みついて現在の藤原の祖先となったと言われています。」
・「国土交通省関東地方整備局日光砂防事務所/日光を知る」
http://www.ktr.mlit.go.jp/nikko/sss/about/fujiwara/index.htm (2017.3.14確認)
- NDC
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- 関東地方 (213)
- 参考資料
- キーワード
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- 栃木県
- 伝説
- 伝承
- 藤原仲麻呂
- 藤原町
- アサカリ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000212605