レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年11月09日
- 登録日時
- 2022/01/09 10:43
- 更新日時
- 2023/06/09 17:39
- 提供館
- 岐阜県図書館 (2110001)
- 管理番号
- 岐県図-2663
- 質問
-
解決
1年以上生きるアユの生態について分かる図書や論文がないか。
(メスよりオスの方が生き延びるか?回遊型と陸封型に違いがあるか?)
- 回答
-
次の資料に以下の記述があったので紹介。
(図書)
■『アユその生態と釣り』石田 力三/著、つり人社、1988.7
→p.89~ 「年越しアユとは?」の記述あり。
※年越しアユのほとんどは雌であること、肝臓を始めとする内臓諸器官の
機能回復の雌雄による違い等について書かれている。
■『アユの話』宮地 伝三郎/著、岩波書店、1994.7
→p.117~ 越年アユについて記述あり。
※越年アユはメスが多いこと、川の水温と産卵等について書かれている。
■『天然アユが育つ川』高橋 勇夫/著、築地書館、2009.8
→p.78~ 越年アユについて記述あり。
※ほとんどがメスであること、温暖化、伏流水との関係について書かれている。
以下の3冊は、越年アユについてではないが、アユの生態、回遊型と陸封型に
ついての記述があるもの。
■『ここまでわかったアユの本』高橋 勇夫/著、東 健作/著、築地書館、2006.2
→p.90~ 回遊型と陸封型について記述あり。
■『天然アユの本』高橋 勇夫/著,東 健作/著、築地書館、2016.4
→『ここまでわかったアユの本』の改訂版。
■『アユ学』谷口 順彦/著,池田 実/著、築地書館、2009.10
→p.32~ 回遊型と陸封型の違いについて記述あり。
(論文)
■「河津谷津川に出現した越年アユの日齢と回遊履歴」鈴木邦弘、静岡県水産技術研究所研究報告 49号、2016年
リンク先(AgriKnowlege):https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010903292.pdf(2022年1月確認)
→「越年個体の出現状況」「越年アユの存在意義」についての考察が含まれている。
後段に「一方で、生物学的には、越年のメカニズムや産卵加入及び寿命など
解決すべき課題は多く残されている。」とある。
■「池田湖の越年アユについて」立原一憲、木村清朗、日本水産学会誌 54巻7号、1988年
リンク先(CiNii): https://ci.nii.ac.jp/naid/130001544483(2022年1月確認)
→「越年アユの性比と体色」についても論じられている。
■「広島県太田川における越年アユの生物学的, 生化学的性状」栄研二、海野徹也、高原泰彦ほか、日本水産学会誌 62巻1号、1996年
リンク先(CiNii):https://ci.nii.ac.jp/naid/10004848241(2022年1月確認)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000310225