レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20120307
- 登録日時
- 2020/04/23 00:30
- 更新日時
- 2021/02/25 13:59
- 管理番号
- 中央-2012-08
- 質問
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解決
昭和20年以降現在までの虫歯の患者数を知りたい
- 回答
-
昭和23年以降については統計がある。
年鑑については、刊行年により書名に異同のあるものもある。
資料により統計の対象範囲が多少異なっているが簡単な用語説明は以下のとおりである。
資料解説中の表記は各資料のままである。
「虫歯(齲歯)」は口内細菌の作った酸によって起こる歯の欠損のこと。
「補綴」は歯冠や歯の欠損を義歯、クラウン、ブリッジ等で修復することで、外傷性の原因もありうる。
「歯牙支持組織の疾患」は一般には「歯周病」といわれる。
資料1
p.(16)「むし歯(う歯)」 昭和55、平成2、平成12、平成18-22の各年
p.164-187「16 学校種別 疾病・異常被患率等の推移(昭和23年度-平成22年度)」
幼稚園から高校までの年齢層に限った、比率のデータがある。患者数にするには別に人口データが必要である。
当館では昭和34年度から所蔵している。
資料2
p.114-119「第3表 推計患者数の年次推移,入院-外来×傷病分類別」 ほか
ただし、3年に一度の抽出調査であり、傷病分類は「歯の補てつ」となっているので、数値にはう歯以外のものも含んでいる。
当館では昭和30年調査から所蔵している。
資料3
単年度の抽出調査だが、たとえば、p.65「表Ⅲ-1-1 う歯の有無(人数・割合),性・年齢階級別(5歳以上・永久歯)」
では、総数および5歳区分、男女別の表がある。
資料4
p.212-217に「表57 有訴者数」として、総症状数、年齢(5歳階級)・症状(複数回答)・性別の表があり、
「歯 歯が痛い 歯ぐきのはれ・出血 かみにくい」というそれぞれの症状について数字が掲載されている。
この資料は毎年発行されているが、健康についての調査は3年に1度である。昭和61年から所蔵している。
資料5
p.42-43に「有病率(人口千対)の年次推移、傷病大分類別」の表があり、昭和30年から5年ごとに昭和60年までの「歯の補綴」の数字が掲載されている。
資料6
p.154には「傷病件数 発病の時期・症状の結果別」の表があり、
「むしば」「歯牙支持組織の疾患」「むしばと歯牙支持組織の疾患の合併したもの」「その他の歯牙の疾患」の数字が掲載されている。
毎年発行されており、当館では昭和28年から昭和60年まで所蔵しているが、欠号がある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 歯科学 (497 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】学校保健統計調査報告書(平成22年度) <DR/374.9/25/2010>
- 【資料2】患者調査 (平成20年 上巻 全国編) <D/498.1/243/2008-1>
- 【資料3】解説歯科疾患実態調査 (平成17年) <DR/497.0/5057/2005>
- 【資料4】国民生活基礎調査 (平成19年 2巻 全国編 健康 介護)<DR/365.5/3001/2007-2>
- 【資料5】国民健康調査 (昭和60年) <4981/279/85>
- 【資料6】国民健康調査 (昭和28年11月) <4981/K798/K4-28>
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000280937