レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年5月15日
- 登録日時
- 2011/10/06 10:16
- 更新日時
- 2012/04/02 14:29
- 管理番号
- 中央-1-00262
- 質問
-
解決
植物の葉にどれくらい気孔があり、1日にどれくらいの量の酸素を作っているのかがわかる資料をさがしている。できればトウモロコシがいいが、なければどの植物でもよい。
- 回答
-
以下の資料を紹介した。
『葉緑体』 宮地 重遠/[ほか]編集 理工学社 1980.9
p229 1日に地表1m²当たり20~40gの乾物を生産している、とある。
p232 気孔の密度の種による違い(1mm²あたりの個数)の表あり。
『光合成と物質生産』 宮地 重遠/編集 理工学社 1980.6
p445 光合成の表
『ふしぎの植物学』 田中 修/著 中央公論新社 2003.7
p10~11 空気中の二酸化炭素濃度は0.03パーセントであるが、「晴天で風のない日のトウモロコシ畑では、植物が二酸化炭素を吸収するので、空気中の二酸化炭素濃度は0.01パーセントにまで下がる」とも言われるとある。
『光合成とはなにか』 園池 公毅/著 講談社 2008.9
p25 地球の大気中酸素は21%、人間の呼気は酸素16%なので5%ずつ減るが、光合成のおかげで酸素はなくならない、とある。具体的な数値はなし。
p173 植物の中で最も高い光合成速度を示すのはトウモロコシ他、とある。葉の場合、50u mol CO²/m²/S を超える。
p175 「1m²の面積の葉あたり、1秒間に35マイクロモルの酸素を発生できる」とある。また、1秒間に人間が吸収する酸素は約300マイクロモル、とある。
また、webで検索したところ、上記『光合成とはなにか』の著者ホームページがヒットした。
http://www.photosynthesis.jp/cycle.html (最終確認 2011年10月6日)
これによると、トウモロコシの10cm四方の葉は、1時間当たり40~45mg酸素を作るようである。こちらのホームページも合わせて紹介した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 一般植物学 (471)
- 参考資料
- キーワード
-
- 光合成
- 気孔
- トウモロコシ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000092002