レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/08/26
- 登録日時
- 2023/09/24 13:31
- 更新日時
- 2023/10/25 18:37
- 管理番号
- 相市-R5-9
- 質問
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解決
1968年頃に、小学校3年生の教え子に読み聞かせした本を探してほしい。
教え子の記憶では、原爆により頭に包帯を巻いた女の子の挿絵があり、深い緑色の表紙であったとのこと。
内容は全く記憶にない。
- 回答
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回答プロセスのとおり、
➃『八月がくるたびに』 おおえ ひで/著 理論社 1971(どうわの本棚)【J913 S28065464】
をご案内した。
読み聞かせをしたという時期より後の発行であったが、緑色の背表紙と包帯を巻いた女の子の挿絵をご覧になり、該当の本であるとのことであった。
- 回答プロセス
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●自館OPACで、出版年が1979年以前、“原爆”,“戦争”で検索。
①『一つの花』 今西 祐行/著 鈴木 義治/画 ポプラ社 1975 【Eす S33220427】
②『まちんと』 松谷 みよ子/著 司 修/画 偕成社 1978 【Eつ S02861094】
③『バイオリンの村』 赤座 憲久/著 鈴木 義治/画 小峰書店 1979 【E S01616507】
以上の資料が引きあたり、インターネットで表紙画像を確認したが、緑色の表紙のものは無し。
●『原爆児童文学を読む』水田 九八二郎/著 三一書房 1995 【019.5 S12921607】
を参考にインターネットで表紙画像をブラウジング。
→原爆に関する本は複数件あるが、緑色の表紙の資料は見当たらず。
●インターネットで検索
・「日本児童図書出版協会」ホームページ“さがしています。こんな本”より、
“戦争と平和について考える”を確認。
https://www.kodomo.gr.jp/sagashite/2004_09/ (2023/10/17最終確認)
→1971年初版の『8月がくるたびに』がヒットした。
当館スタッフが「緑の裏表紙と、包帯を巻いた女の子の挿絵の記憶がある」とのことで、
該当本として検索を進める。
・インターネットで検索すると、現行の『八月がくるたびに』は、装丁や挿絵が変わっている
との情報があり、また包帯を巻いた女の子の挿絵が紹介されているホームページがあった。
課題図書であった当時(1971年)の初版本を探す。
④『八月がくるたびに』 おおえ ひで/著 理論社 1971 【J913 S28065464】
→他館から取り寄せ、裏表紙の緑色と包帯を巻いた女の子の挿絵(p57)を確認した。
※【 】内は自館の請求記号と資料コードです。
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 9版)
- 参考資料
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『八月がくるたびに』 おおえ ひで/著 篠原勝之/え 理論社 1971 (どうわの本棚)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000000795695-00
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『八月がくるたびに』 おおえ ひで/著 篠原勝之/え 理論社 1971 (どうわの本棚)
- キーワード
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- 原爆
- 戦争
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 児童書
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000338979