レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年08月23日
- 登録日時
- 2023/08/23 15:31
- 更新日時
- 2023/11/04 11:38
- 管理番号
- 4001
- 質問
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解決
振り仮名「ルビ」の語源は宝石のルビーだと聞いた。振り仮名には種類があり、それぞれ宝石にまつわる名称が付けられているらしい。それらの名称が知りたい。
- 回答
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『日本語源大辞典』前田富祺/監修 小学館(2005.4)のP.1166に次の通り記載あり。
ルビ・・・印刷で、ふりがな用の活字。また、ふりがな。
〔語源説]七号活字に相当する物をルビーということから。四ポイントまたは四・五ポイント活字をダイヤモンド、五ポイント活字をパール(真珠)という<大言海>。
〔参考]約五・五ポイントに相当する活字の大きさをイギリスではルビー(ruby)、アメリカではアゲート(agate=瑪瑙(めのう))という。日本では活字の大きさに関係なく、ふりがなをルビというようになった。
- 回答プロセス
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『広辞苑 第七版』新村出/編 岩波書店(2018.1)を用い「ルビ」をひいてみたところ、P.3112に記載あり。
ルビ=振り仮名用活字。また、振り仮名。本文に使用する五号活字の振り仮名である七号活字がルビー(イギリスの古活字の大きさの一つ。約五.五ポイント)とほぼ同大であったことからいう、と記されていた。
本書ではルビ以外の呼び名について記されておらず、さらに参考図書をブラウジング。
『日本語源大辞典』を用いて調べると上記の回答に辿りついた。
後日、『新編 大言海』大槻文彦/著 冨山房(2001.2)で「ルビ」を引く。P.2211に「4ポイント、又は、4ポイント半活字をダイヤモンドと云い、5ポイント活字をパアル(真珠)と云う」と記されているのを確認した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 辞典 (813 10版)
- 語源.意味[語義] (812 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- るび
- 語源
- ルビー
- 振り仮名用活字
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000337503