レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024年03月02日
- 登録日時
- 2024/03/02 11:34
- 更新日時
- 2024/03/17 22:08
- 管理番号
- 県立長野-23-185
- 質問
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解決
「ホシナシ」という本に、保科氏のことが書いてあるか。高遠家、飯野藩のことも書いてあるか。
- 回答
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同名のタイトル資料は『保科誌』保科誌刊行会編纂委員会編 保科誌刊行会 2016【N212/553】のみ。地域誌のため、長野市保科地域(旧・高井郡保科)のことが書かれているため、同地で繁栄した時期の保科氏のことが中心となっている。
高遠(現・伊那市)の保科氏については、『高遠町誌 上巻 歴史1』高遠町誌編纂委員会編 高遠町誌刊行会 1983 【N242/79/1】に詳しい。また、上総国飯野藩の保科氏については、『藩史大事典 第2巻 関東編』木村 礎[ほか]編 雄山閣 1989【210.5/キモ/2】を案内した。
くわえて、全国の保科氏を扱った『保科氏800年史』牧野登著 歴史調査研究所 1991【N288/148】を紹介した。
- 回答プロセス
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1 保科氏を『角川日本姓氏歴史人物大辞典20 長野県』角川書店 1996 【288.1/カド/20】で確認する。高井郡保科を中心に勢力を持っていたが、主家を井上氏、武田氏、上杉氏と変えている。高遠へは、鎌倉期に移っている。武田氏に仕えたのち、徳川に属している。保科正光は会津移封の後、松平姓となっている。正光の弟正貞は飯野藩主となっている。
2 『ホシナシ』で書名検索する。ホシナシというタイトルの資料は『保科誌』のみ。地域誌のため、長野市保科地域のこととして書かれているのみ。この地域の保科氏は平安末期から戦国期まで勢力を持っていた。
3 高遠の保科氏については、『高遠町誌 上巻 歴史1』を確認する。また、飯野藩は現在の千葉県にあたるため、『藩史大事典 第2巻 関東編』で概要を確認してもらう。
4 郷土分類N288(長野県の諸家系譜)の書棚で、保科氏を探す。
- 事前調査事項
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288)
- 中部地方 (215 10版)
- 参考資料
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保科誌刊行会編纂委員会 編. 保科誌. 保科誌刊行会, 2016.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I027819728 (【N212/553】) -
高遠町誌編纂委員会 編纂. 高遠町誌 上巻 歴史1. 高遠町誌刊行会, 1983.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000001-I28111102305001 ( 【N242/79/1】) - 藩史大事典 第2巻 (【210.5/キモ/2】)
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牧野登 著. 保科氏800年史. 歴史調査研究所, 1991.
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002147534 (【N288/148】)
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保科誌刊行会編纂委員会 編. 保科誌. 保科誌刊行会, 2016.
- キーワード
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- 保科氏
- 長野市保科
- 伊那市高遠
- 千葉県富津市下飯野
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000346945