レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/4/22
- 登録日時
- 2023/06/17 00:30
- 更新日時
- 2023/06/18 14:31
- 管理番号
- 6000007839
- 質問
-
解決
大正時代の住居表示「西浜新家2297」「西浜新家2250」「葭原2632」について。
それぞれの第五期耕地整理組合設立前と現在の地番、現在の住居表示が知りたい。また、耕地整理後の換地先の現在の地番と住居表示が知りたい。
- 回答
-
昭和37年(1962)に住居表示法が定められる以前は、地番と住居表示はほぼ等しかった。ゆえに大正期の耕地整理組合設立当時は、住居表示が地番とみられる。「西浜新家2297」と「西浜新家2250」の現在の地番、住居表示はほぼ判明した。耕地整理後の換地先は不明。「葭原2632」については現在の地番、住居表示、換地先すべて不明。
『西宮市史 3巻』P350ー352に耕地整理組合の設立について記述がある。西浜新家は第五期耕地整理組合(大正14年)の対象だが、葭原は第一耕地整理組合(大正9年)の対象であった。
『武庫郡西宮町全図』(大正5年)には「西浜新家」の住居表示(地番)が表示されているので、現在の『ゼンリン住宅地図兵庫県西宮市』(2022年)に重ね合わせると、「西浜新家2297」は現在の「川添町5番」付近、「西浜新家2250」は「川添町6番」「川添町10番」付近と推測される。
西宮市ホームページで地番参考図を参照すると、「川添町5番」の地番は「川添町69-8」、「川添町6番」は「川添町103」、「川添町10番」は「川添町98-5」の地番になる。
『武庫郡西宮町全図』は葭原の部分を紛失しているため、「葭原2632」の現在の住居表示と地番はわからなかった。
また、いずれの住所も、耕地整理後の換地先については見つけられなかった。
- 回答プロセス
-
大正時代の『武庫郡西宮町全図』(欠あり)と現在の『住宅地図』を重ねて、現在の住居表示を推定する。その住居表示から西宮市ホームページの地番参考図で地番を見つける。
『武庫郡西宮町全図』は「にしのみやデジタルアーカイブ」に収録があり、インターネットからも閲覧・複写できることも伝える。
- 事前調査事項
-
西宮市情報公開課、西宮市立郷土資料館は図書館に来られる以前に調査済み。
- NDC
- 参考資料
-
- 西宮市史 第3巻 西宮市/編集発行 (当館請求記号:N1021/0005/000030)
- 武庫郡*西宮町全図(複製) 1/1500 大正5年11月 (当館請求記号:N1029/0132/)
- ゼンリン住宅地図兵庫県西宮市 2020 1 ゼンリン (当館請求記号:N1029/0027/020201)
- 区画整理 西宮市/編集発行 (当館請求記号:N1051/0006/)
- キーワード
-
- 耕地整理組合
- 換地
- 住居表示
- 地番
- 住居表示法
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000334633