レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/11/27
- 登録日時
- 2022/04/07 00:30
- 更新日時
- 2022/06/03 10:41
- 管理番号
- 6000007041
- 質問
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解決
1970年代の西宮市の学童保育について知りたい。
- 回答
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『続 西宮市戦後教育史』(西宮市教育委員会/編集発行)
教育財産の専用継続使用の項目に以下のように記載あり(P199-200)
西宮市では、かつて昭和39年度(1964年度)に津門小学校他五校で学校の空き教室を利用して学童保育を試行実施したが、学校管理下にある中・高学年の児童と学童保育児(校長の責任外)との区別がむずかしく、また西宮市青少年問題協議会においても、学童保育所にいる児童は学校教育の延長のような感じをもち、好ましくないとの答申が出され、浜甲子園小学校を除いて空き教室での学童保育は廃止した。
昭和48年(1973年)頃より、「校区内に学童保育の開設を」と父母会からの陳情、請願が多数出され、それを受けて市福祉局から市教委に対し、学童保育所を学校内に開設させてほしいという強い要望が出てきた。
昭和53年度(1978年度)に至り、第一希望は空き教室であるが、第二希望として校地の一隅にプレハブを建てていきたい旨の見解が出され、市教委としても学校という公有財産の効率的利用という見地から、何らかの形で考慮せざるを得ない情勢となった。
しかし、もともと学校施設は学校教育の用に供することを目的として、法によって設置されたものであり、学校教育上、管理上支障のないことが必要である。
したがって、住民のニーズ、学校の事情等を勘案し、用地の一部を提供する「基本方針」を立て、その基準に基づいて可能なところから実施することとした。平成三年現在二五校に設置されている。当該学童は放課後、級友たちと校門を出て、同敷地内の学童保育所専用出入り口から入所する形態をとっている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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続西宮市戦後教育史編集委員会/編集. 西宮市戦後教育史 2. 西宮市教育委員会, 1994.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I052494405-00
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続西宮市戦後教育史編集委員会/編集. 西宮市戦後教育史 2. 西宮市教育委員会, 1994.
- キーワード
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- 学童保育,西宮市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000314791