レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/3/31
- 登録日時
- 2022/04/07 00:30
- 更新日時
- 2022/06/03 10:41
- 管理番号
- 6000006581
- 質問
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解決
夙川の桜について知りたい。書かれた本があれば紹介してほしい。
- 回答
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西宮市南西部を流れる夙川の川沿い(夙川公園)には、約2.8kmにわたって約1660本の桜が植えられている。以下の資料に記述あり。
『夙川地区100年のあゆみ』(夙川自治会/編集発行)
「夙川の自然環境を守るために都市計画事業として河川を改修し、その両岸一帯を利用して公園をつくることにしました。」「昭和24年、水害と戦争で荒れていた公園に、約1,000本の桜の若木が植えられ、市民を元気づけました。後に夙川公園は阪神地区のさくらの名所に指定され、また平成2(1990)年、日本さくらの会からさくら名所百選にも選ばれました。品種改良などに尽力された桜守りの笹部新太郎氏のおかげです。なお「さくら」は西宮の市花に制定されています。」(P15)
『西宮の自然 続』(西宮市自然保護協会/編集発行)
「昭和24年には、時の市長辰馬夘一郎氏によって、夙川の堤に1,000本に及ぶ桜の若木が植えられた。当時戦災の傷は癒えず、市民は傷心の中にあったが、市長の英断は私達の心暖かい贈り物となった。」(P244)
『ひょうごの景観 ビューポイント 150選』(兵庫県県土整備部まちづくり局都市政策課景観形成室/編集発行)
「夙川の堤には古くから松が生育し、美しい景観を呈していました。昭和12年(1937)には、街路事業として河畔松林の保全が図られ、昭和26年(1951)に戦災復興事業の一環として河川敷が公園化されました。それに先立つ昭和24年(1949)には、1000本の桜の若木が植栽され、それらの桜の成長とともに、現在のように桜と松林の並木が川の中ほどまで枝を広げ、アーチ状に連なる見事な景観が生まれました。西宮のシンボルである甲山(かぶとやま)が望遠でき、お椀を伏せたような山容と調和した景観も素晴らしいです。」(P18)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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夙川自治会. 夙川地区100年のあゆみ. 夙川自治会, 2005.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000007815696-00 -
西宮自然保護協会 編 , 西宮自然保護協会. 西宮の自然 続. 西宮自然保護協会, 1980.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001826324-00 -
兵庫県県土整備部まちづくり局都市政策課景観形成室 編集 , 兵庫県. ひょうごの景観ビューポイント150選. 兵庫県県土整備部まちづくり局都市政策課景観形成室, 2020.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I031704063-00
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夙川自治会. 夙川地区100年のあゆみ. 夙川自治会, 2005.
- キーワード
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- 夙川,桜,夙川公園,西宮市,さくら名所百選
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000314779