レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/10/1
- 登録日時
- 2021/06/23 00:30
- 更新日時
- 2021/06/25 11:46
- 管理番号
- 6000005921
- 質問
-
解決
夙川にある教会の中に、「キャリオン」という楽器があると聞いた。どういうものなのか知りたい。
- 回答
-
『夙川地区100年のあゆみ』(p14)、「夙川カトリック教会とマリア幼稚園」によると、夙川カトリック教会にあるのは昭和8年に完成した「カリヨンの尖塔」であり、そこにおかれているのは「キャリオン」ではなく「カリヨン」という楽器である。
カリヨン(carillom:フランス語)は音律の合うように配列した1組の鐘のことである。
カリヨンは大小11個の鐘からできている。
『西宮まちなみ発見MAP』の地図6にも、写真と説明あり。
また、カリヨンについては以下の図書に記載があった。
『標準音楽辞典 ア-テ』音楽之友社 2008年 (p439)
「固定した25-50個1組の組鐘を鍵盤で操作して鳴らすもの。鐘は半音階に調律され、舌と鍵盤とが連結されている。教会の塔に設置される。一般にはチャイムといわれる4-10個ほどの鐘を釣り下げて、鳴らすものをカリヨンと呼ぶこともある。」写真もあり。
『ラルース*世界音楽事典 上 ア-ト』遠山一行/共編 福武書店 1989年(p426-427)
カリヨンの構造、普及の歴史などの説明あり。
「セットになった(舌のない)鐘、鈴、筒。その部数の数に従って、ある程度広い音域の、変化のある旋律を奏でる。(初期のカリヨンや、ウエストミンスターのような有名なカリヨンでも、4音だけのものがある)。(後略)」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- 夙川地区100年のあゆみ 夙川自治会/編集発行 (p14)西宮まちなみ発見MAP 西宮まちなみ発見クラブ/企画・制作 ラルース*世界音楽事典 上 ア-ト 遠山一行/共編 福武書店 (p426-p427)標準音楽辞典 ア-テ 音楽之友社(p439)
- キーワード
-
- 夙川、カリオン、教会
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000300643