レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年11月08日
- 登録日時
- 2024/01/05 16:41
- 更新日時
- 2024/01/13 21:16
- 管理番号
- 県立長野-23-150
- 質問
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解決
『折口信夫と信濃』の著者である今井武志氏の略歴を知りたい。
- 回答
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『折口信夫と信濃』今井武志著 信濃毎日新聞社 1973 【N902/56】の巻末に、
明治37年上水内郡戸隠村生まれ。長野師範卒。松本市周辺で教職10余年後上京、東京都に教べんを
とりながら、折口信夫に前後20数年師事。現在日本大学高等学校講師、書道団体「日本書学館」参
与。
というごく簡単な著者略歴と住所がある。
なお、平成3年(1991年)4月29日の「春の叙勲」で勲五等を受けていることが、『信濃毎日新聞』平成3年(1991年)4月29日 朝刊第28面 県内関係者の欄で確認できた。『官報』平成3年(1991年)4月29日 号外第59号 第21面の「叙位・叙勲」にも掲載があり、「勲五等に叙し瑞宝章を授ける」中に今井武志氏の名前があった。
また、『卒業生名簿』信州大学教育学部卒業生名簿刊行会編・刊 1981 【N377/5a】のp.146に、「大13.5.8 本科第1部卒業 1名」に名前があり、この時の勤務先が「第4日野小長」とあった。当館では、長野県内の教職員の名簿として『長野県学事関係職員録』信濃教育会編・刊【N370/101】を所蔵している。大正13年以降は在職期間と思われる年次のものを所蔵している。しかし、人名索引が付される前の資料で、悉皆調査はできない。
- 回答プロセス
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1 利用者があげている『折口信夫と信濃』で記載されている略歴を確認する。
2 当館契約の「信濃毎日新聞データベース」で、「今井武志」「折口」などをキーワードに検索をする。回答の記事がヒットする。
3 長野県の教員だったことがわかったので、信州大学教育学部の『卒業生名簿』を調査する。卒業生として名前を発見。『長野師範人物誌』を調べるが、掲載されていない。
4 上水内郡戸隠村生まれとあったので、旧制長野中学の『会員名簿 1969 1』を調査したが、確認できなかった。
5 学校長を務めた方の多くは叙勲されていることから、『春秋叙勲受章者 1964-2023』日外アソシエーツ編・刊 2023 【317.5/ニチ/1】を調べる。この資料は叙勲者のうち勲3等までを収録しているが、掲載はなかった。当館契約のデータベース「官報 検索」で、平成3年(1991年)4月29日の「春の叙勲」「今井武志」を検索する。
<調査資料>
・『長野師範人物誌』市川本太郎著 信濃教育会出版部 1986 【N372/88】
・『会員名簿 1969 1』長野県長野高等学校同窓会編・刊 1969 【N376.4/126/1】
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 10版)
- 参考資料
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- 今井武志著. 折口信夫と信濃. 信濃毎日新聞社, 1973. (【N902/56】)
- キーワード
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- 今井武志
- 折口信夫
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000344381