レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年12月27日
- 登録日時
- 2009/12/27 15:55
- 更新日時
- 2010/02/16 14:55
- 管理番号
- 山形県-2008-0008
- 質問
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解決
花笠音頭の歌詞で「花のやまがた もみじの天童」というくだりがあるが、「もみじの天童」はどこをイメージした歌詞なのか。
- 回答
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山形県立図書館HPにアクセスしていただき、「山形県関係文献目録」から「花笠踊」のキーワードで下記の資料と解説がご覧になれますが、その中からいくつか御紹介します。(http://www.lib.pref.yamagata.jp)
資料①P338~339に花笠音頭は成沢の『土搗き唄』が元唄だとあります。「『また花の山形・紅葉の天童』云々は有海桃シュウ(さんずいに舟)の作詞で、節回しも有海がアレンジし、三味線の曲は伊豆生まれの旅芸人堀江友治がつけた」と記載がありました。
資料②では、「花の山形 紅葉の天童 雪を眺むる尾花沢」という歌詞は土搗歌にはなく、後に花笠音頭と呼ばれるようになってからのものだ」との記載がありました。(P30~31)
資料③では「山形の地名を四季にからませたもので、花の春、紅葉の秋、雪の冬をたくみに配合しています」(P108~109)とあります。
資料④P18~20「『花笠』」元年」の項中、資料①に出てくる有海氏が「文句は自分がこしらえた」と話すくだりが出てきます。
おたずねのありました天童のどこをイメージしたのかについて、記載された資料は見つかりませんでした。
- 回答プロセス
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県史、天童市史、観光関係の資料を探したが、該当するようなものは見つけられなかった。
当館ホームページ「山形県関係文献目録」の項中、「花笠踊」に関した資料があるので、その中資料を提供する。
- 事前調査事項
- NDC
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- 声楽 (767 9版)
- 年中行事.祭礼 (386 9版)
- 参考資料
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資料①後藤嘉一著作集第1巻-やまがた歴史と伝説-/後藤嘉一/山形県民芸協会/1978(YK209/ゴト/1)
資料②徳良湖と花笠音頭/星川茂平治/1981(YK388.9/ホシ)
資料③口訳日本民謡集/仲井幸二郎/蒼洋社/1999(767.51/ナカ)
資料④やまがた散歩/やまがた散歩社/1978(KS051/ヤマ/197801~197812)
資料⑤紅の里に笠が舞う/山形花笠まつり30年史刊行委員会/山形県花笠協議会/1992(K385/ヤマ)
※( )は自館の請求記号です。
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資料①後藤嘉一著作集第1巻-やまがた歴史と伝説-/後藤嘉一/山形県民芸協会/1978(YK209/ゴト/1)
- キーワード
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- 郷土芸能
- 花笠踊
- 花笠音頭
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000061337