レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年07月04日
- 登録日時
- 2023/03/17 18:35
- 更新日時
- 2023/06/15 10:12
- 管理番号
- 埼熊-2022-102
- 質問
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解決
富士山の河口湖登山道の五合目辺りにあるという「ジョウショウ殿」という祠の由緒を知りたい。
- 回答
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下記の資料と情報を紹介した。
1 図書
『富士山の祭神論』(竹谷靱負著 岩田書院 2006)
p282 富士山六合目禅定道の南側の岸壁・経ヶ岳と、常唱殿について記述あり。
『富士吉田市史 民俗編 第2巻』(富士吉田市史編さん委員会編 1996)
p284-285「経ヶ岳 常唱殿」
「六合目に八角堂がある。登山道の南側の岩崖を経ヶ岳といい、文永六年(一二六九)に日蓮聖人が法華経を埋納したという。日蓮聖人が参籠したという草庵があって、祖師(日蓮)像を祀ったが、弘化二年(一八四五)に小御嶽神社の近くに移し、日蓮祖師堂とした。岩崖には七字題目が刻まれていた。これらは上吉田の塩谷平内左衛門持であったが、明治五年に廃仏毀釈で壊された。昭和二八年に常唱殿の八角堂は再興され、塩谷家の祖師像が祀られた。見延山久遠寺の富士別院となっている。」とあり。
2 インターネット情報
《身延別院 団参~富士山経ヶ岳大祭~》(http://minobu-betsuin.jp/blog/view.cgi?mode=view_html&id=73 小伝馬町身延別院)
常唄殿が完成するまでの歴史について記述あり。
- 回答プロセス
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1 質問者事前調査資料を確認する。
2 NDC分類〈163.1〉〈291.51〉の棚にあたる。
『富士山を知る事典』(渡邊定元[ほか]編 紀伊國屋書店 2012)
p211「なお、経ヶ岳には昭和28年(1953)に常唄殿が建てられている」とあり。
3 参考図書を確認する。
4 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈経ヶ岳 & 富士山〉〈常唱殿〉で検索する。
5 《Google ブックス》(http://books.google.co.jp/ Google)を〈経ヶ岳 & 富士山〉〈常唱殿〉で検索する。
〈その他調査済資料〉
『大学的富士山ガイド こだわりの歩き方』(都留文科大学編 昭和堂 2020)
『富士山 信仰の対象と芸術の源泉,世界遺産』(富士山世界文化遺産登録推進両県合同会議[ほか]編 富士山世界文化遺産登録推進両県合同会議 2014)
『全國寺院名鑑』(全日本仏教会寺院名鑑刊行会 1969)
『日蓮辞典』(宮崎英修編 三秀舎 1987)
『日蓮宗辞典』(日蓮宗辞典刊行委員会編 1981)
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2020年7月4日。
- 事前調査事項
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『富士日記 上』(武田百合子著 中公文庫)p99-101
- NDC
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- 日本 (291 9版)
- 参考資料
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- 『富士山の祭神論』(竹谷靱負著 岩田書院 2006) , ISBN 4-87294-446-1
- 『富士吉田市史 民俗編 第2巻』(富士吉田市史編さん委員会編 1996)
- キーワード
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- 山梨県-富士吉田市-歴史
- 富士山(フジサン)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 歴史
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000330509