レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019/03/10
- 登録日時
- 2024/01/31 00:30
- 更新日時
- 2024/02/01 11:19
- 管理番号
- 所沢椿峰-2023-010
- 質問
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解決
唐の詩人 張仲素について、詩、人物像が分かる本を探している。
- 回答
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下記資料に記載があります
○『新釈漢文大系 19』 明治書院 1964年
○『唐詩選 下』 [李攀竜/編] 岩波書店 2001年
○『中国戦乱詩』 鈴木虎雄/著 筑摩書房 1968年
○『岩波世界人名大辞典』 第1分冊 岩波書店辞典編集部/編 岩波書店 2013年
- 回答プロセス
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1.所蔵資料の内容確認
○『新釈漢文大系 19』 明治書院 1964年
p.768~771「漢苑行」「塞下曲」「秋閨思」が張仲素の詩。また、「漢苑行」の項に「作者 張仲素、字は絵之。河間の人。貞元十四年の進士。武康(江蘇省)の軍に幕僚となっていたが、貞元二十年司勲員外郎に遷り、翰林学士となり、憲宗の時、中書舎人に任ぜられた。」と記述あり。
○『唐詩選 下』 [李攀竜/編] 岩波書店 2001年
p.197~203「漢苑行」「塞下曲一(塞下の曲)」「塞下曲二」「秋閨思」が張仲素の詩。
p.302「唐詩選詩人小伝」「張仲素(七六九?-八一九)七絶四」の項に「河間(河北省)の人。字は絵之。貞元十四年(七九八)の進士。朝廷に手づるがなく、しばらく官職を与えられなかったので、武康軍(浙江省徳清)の軍隊に幕僚となっていたが、貞元二十年(八〇四)に司勲員外郎となり、翰林学士・中書舎人を歴任した。」と記述あり。
○『中国戦乱詩』 鈴木虎雄/著 筑摩書房 1968年
p.106~107「唐詩(上)」の項の「塞下曲」が張仲素の詩。同項に「作者張仲素は字は絵之、建封の子で貞元十四年(西紀七九八)の進士、二十年に翰林学士、のち中書舎人となった。白楽天と交りがあった。」と記述あり。
○『岩波世界人名大辞典』第1分冊 岩波書店辞典編集部/編 岩波書店 2013年
p.1672「張仲素」の項あり。人物像、著作について記述あり。
2.後日調査の追加事項
△『唐詩概説』 小川環樹/著 岩波書店 2005年
p.316「唐代詩人年表」に張仲素の名前はあるが作品についての記載はなし。
3.記載が無かった資料
×『唐詩の抒情』 大上正美/著 朝倉書店 2013年
×『唐詩百人一首』 瀧口房州/撰 創英社 2012年
×『唐詩および唐詩人 初唐・盛唐篇』 小杉放庵/著 創拓社 1990年
- 事前調査事項
- NDC
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- 詩歌.韻文.詩文 (921 9版)
- 作品集 (928 9版)
- 参考資料
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- 新釈漢文大系 19 明治書院 1964.3 928 4-625-57019-0
- 唐詩選 下 [李攀竜/編] 岩波書店 2001.10 921.43 4-00-007198-X
- 中国戦乱詩 鈴木虎雄/著 筑摩書房 1968 921
- 岩波世界人名大辞典 第1分冊 岩波書店辞典編集部/編 岩波書店 2013.12 280.33
- キーワード
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- 張仲素
- 唐詩
- 唐
- 詩
- 中国
- 漢文
- 唐詩人
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000345662