レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005年3月5日
- 登録日時
- 2013/12/25 15:45
- 更新日時
- 2014/09/02 18:28
- 管理番号
- 島根参2005-03-001
- 質問
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解決
大礼服着用の際に掛ける襷(たすき)のような品の名前が知りたい。
- 回答
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綬(じゅ)、大綬(だいじゅ)という。
資料1:イラスト横の解説の中に、「綬」「大綬」という単語がでてくる。
資料2:意味に「令制の、礼服の付属具。乳の下から結んで垂れる白の絛帯で、平緒のように組んだもの。勲章・褒章・記章などを身につけるために用いる紐。」とある。
資料3:綬または飾帯の解説に、「高価な織物、ふつう絹でできた飾帯で、右肩から左腰にかけて胸を斜に横切るようにつけるか、ウェストにまいて用いた」とある。
- 回答プロセス
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(1)「大礼服」についてインターネット、百科事典で調査。百科事典には「明治時代、宮中の盛儀や饗宴に列席する人たちが着用する最高の礼装をいう。大礼服の規定は1947年(昭和22)皇室令とその付属令の廃止のおりになくなった。」との記載あり。
(2)品名を特定するため、幕末から戦前までの軍装のイラストが載っている【資料1】を調査。
(3)名前が「綬」とわかったので、【資料2、3】で確認。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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【資料1】柳生悦子 著. 日本海軍軍装図鑑 : 幕末・明治から太平洋戦争まで. 並木書房, 2003.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004199353-00 , ISBN 4890631623 (914836916 参考R390.9/ヤ03 p142、p144、p146) -
【資料2】日本国語大辞典第二版編集委員会, 小学館国語辞典編集部 編. 日本国語大辞典 第6巻 第2版. 小学館, 2001.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000003013601-00 , ISBN 4095210060 (914168582 参考R813.1/ニ/6 p1189) -
【資料3】ルドミラ・キバロバー, オルガ・ヘルベノバー, ミレナ・ラマロバー 共著 , 丹野郁, 原田二郎, 池田孝江 共訳. 絵による服飾百科事典. 岩崎美術社, 1971.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001214936-00 (910696460 参考R383/73 p441―443)
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【資料1】柳生悦子 著. 日本海軍軍装図鑑 : 幕末・明治から太平洋戦争まで. 並木書房, 2003.
- キーワード
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- 綬
- 大綬
- たすき
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000142358