レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年06月04日
- 登録日時
- 2010/10/30 15:09
- 更新日時
- 2010/10/30 15:09
- 管理番号
- 9000006472
- 質問
-
解決
暦の七十二候(しちじゅうにこう)のそれぞれの意味を知りたい。
- 回答
-
七十二候は、二十四節気の各気をさらに三等分し、ほぼ5日ごとの七十二候に分け、それぞれの時候に名称をつけたもの。『現代こよみ読み解き事典』(岡田芳朗編著 柏書房 1993年)、『旧暦読本:現代に生きる「こよみ」の知恵』(岡田芳朗著 創元社 2006年)に、中国と日本の七十二候それぞれの意味の掲載がある。詳細については参照資料をご覧ください。
- 回答プロセス
-
.『世界大百科事典』第21巻(平凡社 2007年)の二十四節気(にじゅうしせっき)の項の表に、中国と日本の七十二候の一覧があるが、それぞれの意味や解説の記述はない。
2.暦の事典を見る。
・『現代こよみ読み解き事典』(岡田芳朗編著 柏書房 1993年)p43-53に中国の七十二候(大衍暦)、p53-58に日本の七十二候(略本暦)のそれぞれの意味の掲載がある。
・『暦と時の事典:日本の暦法と時法』(内田正男著 雄山閣 1986年)、『暦の百科事典』(暦の会編 新人物往来社 1986年)には、一覧はあるがそれぞれの意味の記載はない。
3.自館システムで件名「暦」を検索し、資料にあたる。
・『旧暦読本:現代に生きる「こよみ」の知恵』(岡田芳朗著 創元社 2006年)p142-p165には、中国と日本の七十二候の一覧があり、それぞれの意味の記述がある。
・『アジアの暦(あじあブックス)』(岡田芳朗著 大修館書店 2002年)p62-p93に中国の七十二候のそれぞれの意味の記述がある。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
-
- 『現代こよみ読み解き事典』(岡田芳朗編著 柏書房 1993年) (p43-58)
- 『旧暦読本:現代に生きる「こよみ」の知恵』(岡田芳朗著 創元社 2006年) (p142-165)
- キーワード
-
- 七十二候
- 暦
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 七十二候は日本最初の暦である具注(ぐちゅう)暦(奈良・平安時代に使用)にも記載されている。日本では、古代中国で成立した七十二候をそのまま使用してきたが、季節感がずれていて不都合も多く、貞享改暦(1984年)に際し渋川春海(はるみ)が日本の風土に合うように改訂した(本朝七十二候)。その後、さらに修正され(宝略暦、寛政暦)、太陽暦施行後の明治7(1874)年から明治16(1883)年まで官暦(略本歴)に掲載されたものが、現在も日本で使われている。
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 天文・宇宙
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000073063