レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年03月14日
- 登録日時
- 2019/05/28 17:32
- 更新日時
- 2019/06/19 14:58
- 管理番号
- 堺-2019-040
- 質問
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解決
与謝野晶子研究家の鼎談で「君死にたまふことなかれ」とトルストイの文章と比較しているものの記録があり、以前読んだことがあるが、また読みたい。南図書館の地域資料コーナーで借りた記憶がある。『与謝野晶子倶楽部機関誌』に似た形態の資料だったかと思う。メンバーの研究家には日本人女性と海外の男性がおり、コーディネーター(聞き手)は日本人男性だったと記憶している。
- 回答
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『与謝野晶子の世界』第9号(2014年11月)掲載の今野寿美/田口道昭/ジャニーン・バイチマン/(司会)瀧本和成「晶子と啄木における詩歌と評論の現代的意義をめぐって」を提供。
(南図書館)
- 回答プロセス
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南図書館地域資料コーナーおよび書庫にある『与謝野晶子倶楽部機関誌』の目次を確認するが、それらしきものを見つけられなかった。翌週、利晶の杜の学芸員に問い合わせたところ、大阪府立大学で行われたシンポジウムでジャニーン・バイチマンさんという女性の晶子研究家と、日本の研究者との鼎談があったはずだと教えてもらった。また講演などの記録は『与謝野晶子倶楽部設立二十周年記念誌 潮の遠鳴り』に載っているとのこと。シンポジウムとしては2007年5月に大阪府立大学で行われた国際シンポジウムが見つかったので、報告書『伝えよう!晶子の国際性』を見ると、コーディネーターを太田登氏、パネリスト田原(中国人男性)氏およびジャニーン・バイチマン(アメリカ人女性)氏の討論の記録が載っていた。また『与謝野晶子倶楽部 機関誌第20号』にも上記3人の基調講演および問題提起の記録があり、『君死にたまふことなかれ』とトルストイについて言及されていたことが分かった。利用者の方に2点の資料を案内したところ、パネリストには日本人女性がおり、外国人男性はいなかったとのこと。再度『潮の遠鳴り』を確認すると、『与謝野晶子の世界 第9号』に今野寿美氏・田口道昭氏・ジャニーン・バイチマン氏・(司会)瀧本和成氏「晶子と啄木における詩歌と評論の現代的意義をめぐって」が掲載されていることが分かった。当該資料を見ると、『君死にたまふことなかれ』とトルストイの論文との類似点についてバイチマン氏が発言されたことが載っていたので、こちらを提供した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (910 8版)
- 参考資料
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与謝野晶子の世界 第9号. 与謝野晶子倶楽部, 2014.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I071422820-00 -
与謝野晶子倶楽部 , 与謝野晶子倶楽部. 潮の遠鳴り : 与謝野晶子倶楽部設立20周年記念誌. 与謝野晶子倶楽部, 2017.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I081061702-00 -
伝えよう!晶子の国際性 : 国際シンポジウム報告書. 大阪府立大学, 2008-03.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I052202896-00 -
〔与謝野晶子倶楽部/編集〕 , 与謝野晶子倶楽部. 与謝野晶子倶楽部機関誌 第20号. 与謝野晶子倶楽部, 2007-10.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I084747891-00
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与謝野晶子の世界 第9号. 与謝野晶子倶楽部, 2014.
- キーワード
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- 与謝野晶子
- トルストイ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000256483