レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/02/01
- 登録日時
- 2023/03/09 00:31
- 更新日時
- 2023/03/09 00:31
- 管理番号
- 6001059557
- 質問
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解決
漢文を読むための基礎的なことについて、特に訓読について知りたい。
- 回答
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漢文・訓読全般について網羅的に書かれている資料を紹介。
・『漢文訓読入門』(古田島洋介・湯城吉信/著 明治書院 2011.6)
高校生や大学生が漢文訓読の基礎知識を身につけられるように漢文について必要な知識を体系的に解説している。
「第一部 訓読の基礎」では、
p.2-7 「第1講 漢文とは何か?」p.8-10「第2講 訓読とは何か?」などと具体的にわかりやすく解説している。
・『社会人のための国語百科:カラー版 新版』(内田保男・石塚秀雄/編者代表 大修館書店 2000.6)
p.286-287「漢文を読むために 1.訓読の基礎」
漢文を読むために必要な知識がコンパクトにまとめられている。
・『訓読と漢語の歴史(ものがたり)』(福島直恭/著 花鳥社 2019.2)
タイトルのとおり、全編、訓読と漢語について書かれている。参考文献が充実している。
・『日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法』(苅米一志/著 日本史史料研究会/監修 吉川弘文館 2015.3)
古文書読解のための入門書が多数出版されている中で、「何故そう読めるのか」という点にまで立ち入って執筆された図書。変体漢文(日本語を漢文に倣って主に漢字だけでつづった文)を訓読するためのガイドブック。品詞別に用例も豊富。
・『漢文資料を読む(日本語ライブラリー)』(沖森卓也/編著 齋藤文俊・山本真吾/著 朝倉書店 2013.10)
漢文訓読の基礎知識とともに、課題漢文の訓読によって実践力を養うことができるものになっている。
・『漢文のルール』(鈴木健一/編 日原傳・鈴木健一/執筆 笠間書院 2018.5)
初めて漢文を読む人々を思い浮かべて、わかりやすく楽しく読める漢文の案内書になっている。
・『講座近代日本と漢学 第7巻 漢学と日本語』(佐藤進/編 戎光祥出版 2020.4)
第3部「漢学と訓読」(p.191-262)の項では、奈良時代から明治時代までの漢文訓読の歴史を概観している。
[事例作成日:2023年2月1日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国語 (820 10版)
- 参考資料
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- 漢文訓読入門 古田島/洋介∥著 明治書院 2011.6 (8-10)
- 社会人のための国語百科 新版 内田/保男∥編者代表 大修館書店 2000.6 (286-287)
- 訓読と漢語の歴史(ものがたり) 福島/直恭‖著 花鳥社 2019.2
- 日本史を学ぶための古文書・古記録訓読法 苅米/一志‖著 吉川弘文館 2015.3
- 漢文資料を読む 沖森/卓也∥編著 朝倉書店 2013.10
- 漢文のルール 鈴木/健一‖編 笠間書院 2018.5
- 講座近代日本と漢学 第7巻 戎光祥出版 2020.4 (191-262)
- キーワード
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- 漢文(カンブン)
- 訓読(クンドク)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000330013