レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年07月02日
- 登録日時
- 2019/11/30 11:37
- 更新日時
- 2019/11/30 11:37
- 管理番号
- 2019-0035
- 質問
-
解決
「蚯蚓(みみず)が鳴く」という言葉について。NHKの俳句番組で「みみずがなく」というお題があったが、これが季語かどうかを知りたい。
- 回答
-
・『角川俳句大歳時記 秋』角川学芸出版・編 角川学芸出版 2006年 p495 911.3カ
→ 解説あり。
要約
秋の夜、土のある方からジーという音がする。これを蚯蚓が泣いているとする。
昔、歌がうまいが目がなかった蛇に、歌を習いに行った蚯蚓が目と声を交換したという
民間に伝わる説話を柳田国男が紹介している。蚯蚓には発声器官がなく、螻蛄(おけら)
の泣き声と混同したとも考えられている。しかし、空想を刺激する浪漫的な季語として
愛されている。
- 回答プロセス
-
●インターネット検索。
NHKのどの番組だったかを確認してもらい、放送内容をチェック。
キーワード「NHK 俳句 番組」
番組名「NHK俳句」https://www4.nhk.or.jp/nhkhaiku/(2019.9.10 16:20検索)
9/11(日)放送予定のお題が「蚯蚓鳴く(みみずなく)」ということがわかり、
次回予告を見て、お尋ねになられたようだ。
番組の内容紹介に「…鳴くはずがないみみずが鳴くという不思議な季語。」とあり、
季語であることは間違いないようだ。
<調査経過>
・『必携 季語秀句用字用例辞典』斎藤慎爾・編 柏書房 1997年 p1083 R911.3ヒ
→ 秋全体にわたる季語である。
小林一茶等の用例はあるが、解説はない。
・『角川俳句大歳時記 秋』角川学芸出版・編 角川学芸出版 2006年 p495 911.3カ
→ 解説あり。
<回答>
・『角川俳句大歳時記 秋』角川学芸出版・編 角川学芸出版 2006年 p495 911.3カ
→ 解説あり。
要約
秋の夜、土のある方からジーという音がする。これを蚯蚓が泣いているとする。
昔、歌がうまいが目がなかった蛇に、歌を習いに行った蚯蚓が目と声を交換したという
民間に伝わる説話を柳田国男が紹介している。蚯蚓には発声器官がなく、螻蛄(おけら)
の泣き声と混同したとも考えられている。しかし、空想を刺激する浪漫的な季語として
愛されている。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000269443