レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/01/31
- 登録日時
- 2020/04/09 00:30
- 更新日時
- 2020/04/10 00:30
- 管理番号
- 6001042734
- 質問
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解決
第二次世界大戦中の1944年9月にハイドパークで行われた米英首相の会談覚書(いわゆる「ハイドパーク覚書」)の原文と日本語訳が知りたい。この覚書について書かれた資料もあれば読みたい。
- 回答
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・『原爆は日本人には使っていいな』(岡井敏/著 早稲田出版 2010.7)
「一 「ハイドパーク覚書」を知っていますか」のp.3-4に原文全文(広島平和記念資料館「チューブ・アロイズ」の覚書(複製)より。本書p.68に入手についての記述があります。)と日本語訳全文が掲載されています。
・『原爆投下への道』(荒井信一/著 東京大学出版会 1985.11)
p.13-49「第一章 ハイド・パ-ク協定」において、詳述されています。p.23-24に日本語訳が掲載されています。
・『国際関係資料集 第2版』(杉江栄一/共編著 法律文化社 2004.4)
p.13の【017】ハイドパーク会談覚書の項に日本語訳の全文が掲載されています。
・『資料マンハッタン計画』(山極晃/編 大月書店 1993.9)
p.340の「資料137」にも上記とほぼ同様の日本語訳全文が掲載されています。
・『共同研究広島・長崎原爆被害の実相』(沢田昭二/ほか著 新日本出版社 1999.7)
「1-5 原爆外交」(p.28-35)、「1-6 原爆投下」(p.35-40)で日本への原爆投下への過程が詳述されており、そのなかで「ハイドパーク覚書」についての記述があります。
・『原爆投下への道程:認知症とルーズベルト』(本多巍耀/著 芙蓉書房出版 2013.4)
p.290-313 「3 ハイドパーク対日原爆投下密約」
p.435-436の「追補18」に原文全文と日本語訳全文が掲載されています。
・『原爆:私たちは何も知らなかった(新潮新書)』(有馬哲夫/著 新潮社 2018.9)
p.68-69の「ハイドパーク覚書の真相」に日本語訳があります。p.241の註釈41にハイドパーク覚書の典拠があがっており、「Hyde Park Agreement September 1944,CAB126/183(The National Archives,London)との記載があります。
・金子敦朗(共同通信ワシントン支局長)「ヒロシマが選ばれた理由」『文藝春秋』64(3)(文藝春秋 1986)
p.174-175に「ハイドパーク覚書」についての記述があり、アメリカの原爆開発から投下に至る政策決定の経緯とその背景が詳しく述べられています。
[事例作成日:2020年1月31日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 世界史.文化史 (209 10版)
- 日本史 (210 10版)
- 外交.国際問題 (319 10版)
- 参考資料
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- 原爆は日本人には使っていいな 岡井/敏∥著 早稲田出版 2010.7 (3-4)
- 原爆投下への道 荒井/信一∥著 東京大学出版会 1985.11 (13-49)
- 国際関係資料集 第2版 杉江/栄一∥共編著 法律文化社 2004.4 (13)
- 資料マンハッタン計画 山極/晃∥編 大月書店 1993.9 (340)
- 共同研究広島・長崎原爆被害の実相 沢田/昭二∥ほか著 新日本出版社 1999.7 (28-40)
- 原爆投下への道程 本多/巍耀∥著 芙蓉書房出版 2013.4 (290-313、435-436)
- 原爆 私たちは何も知らなかった 有馬/哲夫‖著 新潮社 2018.9 (68-69、241)
- 文藝春秋 文藝春秋 文芸春秋 64(3) (64(3):174-175)
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000280334