レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20170415
- 登録日時
- 2020/04/10 00:30
- 更新日時
- 2020/04/10 00:30
- 管理番号
- 徳参20170402
- 質問
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解決
『ナサニエル・ホーソーン短編全集』の『クリスマスの宴』に「涙壺」という言葉が出てきた。「大昔の会葬者が涙を入れた」とのみ書かれていた。
インターネットで検索して、画像と簡単な説明は読んだ。「古代ローマ帝国時代に戦争に行く夫や恋人お思う女性の涙を入れた。またはシーア派の哀悼行事で参列者が流した涙を入れた。」とあった。
もっと詳しい資料はないか。
- 回答
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Web検索より、国立民族学博物館の展示品紹介がヒット。
解説に「シーア派の哀悼行事」「アリーの息子ホセイン」というワードや、「参列者の涙をためたが、1930年代に
殉教劇が一時禁止されると装飾品として使われた」などあり。
質問者もこのサイトを見られたと思われる。
http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/main/westasia/03(最終確認2019.4.24)
・イスラム教シーア派の行事から探す。
A.『シーア派イスラーム神話と歴史』嶋本隆光/著 京都大学学術出版会 2007.4
涙壺の記述はないが、殉教劇の様子がわかる。上記サイトの解説の補足として提供する。
・葬儀の方面から探す。
B.『死者を弔うということ』サラ・マレー/著 草思社 2014.6
p.23- 第一章 嘆き-イラン、涙の壺
テヘランの博物館に展示されている「涙の壺」についてガイドが簡単な説明をする。
「男が戦いに出ている間、女が涙をためて帰還すると贈り物にする。」
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- イスラム (167 8版)
- 参考資料
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- シーア派イスラーム神話と歴史 (167.8シマ嶋本隆光/著 京都大学学術出版会 2007.4)
- 死者を弔うということ (385.6マレp.23-サラ・マレー/著 草思社 2014.6)
- キーワード
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- 涙壺 イスラム教シーア派 殉教劇
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000280435