レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年10月16日
- 登録日時
- 2019/10/16 16:21
- 更新日時
- 2019/12/24 15:05
- 管理番号
- 20191016-1
- 質問
-
解決
明治時代、電車で東京から鎌倉までどれくらいかかったのか知りたい。
- 回答
-
以下の資料がみつかった。
<時刻表>
「明治大正時刻表」[1] - 解説. - 復刻版. - 東京 : 新人物往来社 , 1998.9
汽車汽船旅行案内(庚寅新誌社刊)の復刻 明治27年11月号
本館請求記号:686.55 - J51 - 明治大正-1
官有鉄道p.19 神戸東京(新橋)間(大府ヨリ鈴川マデ)
横須賀線 鎌倉発 8:02 大船着 8:10 大船発 8:12 新橋着 9:51 109分
官有鉄道p.12 東京(新橋)神戸間及大船横須賀間(新橋ヨリ小山マデ) 官有鉄道
新橋 5;50 大船着 7:25 大船発 7:30 鎌倉着 7:41 111分
<国立国会図書館デジタルコレクション>
大淵渉 編「汽車時刻表」 (駸々堂, 1894) 明治27年
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/805117 (参照 2019-10-16)
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/805117/2 (参照 2019-10-16)
新橋 6:00 大船7:27 87分。
<図書>
原口隆行『時刻表でたどる特急・急行史 : 明治・大正・昭和を駆けた花形列車たち』JTB , {2001.6}. - (JTBキャンブックス ; 鉄道 25)
本館請求記号:686.21 - H32
※小さくではあるが、各時点の時刻表が再録されている。
- 回答プロセス
-
夏目漱石「彼岸過迄」に、小川町から鎌倉まで移動する場面がでてくる。
当時(明治45(1912)年)は、どれくらい時間かかったのか知りたいとのことだった。
<電車の開通状況>
「1889年(明治22)横須賀線が開通し、鎌倉駅が開設された。」
"鎌倉(市)", 日本大百科全書(ニッポニカ), JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2019-10-16)
「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 『角川日本地名大辞典』 1 北海道 上 - 28 兵庫県. - 東京 : 角川書店 , 1978.10-1991.9
14 神奈川県 本館請求記号:291 - Ka14 - 14
p.268 鎌倉町
「明治43年に江ノ島電鉄(江ノ電)の藤澤~小町(鎌倉)間の全線が開通し、横須賀線の本数も明治期後半には」増加した。
保養地の開発と鉄道の開通 神奈川県鎌倉(三井トラスト不動産)
https://smtrc.jp/town-archives/city/kamakura/p03.html (参照 2019-10-16)
鎌倉駅の写真、線路図などが掲載されている。
<東京市電(小川町から芝(新橋)まで)>
東京市電氣局編纂『東京市電気局十年略史 ; 創業二十年史』 クレス出版 , 1990.7. - (公営交通事業沿革史 ; 戦前篇 1 . 東京市 ; 1)
本館請求記号:682.1 - Ko22 - 1-1
東京市電氣局編纂『電気局三十年史』 クレス出版 , 1990.7. - (公営交通事業沿革史 ; 戦前篇 1 . 東京市 ; 2)
本館請求記号: 682.1 - Ko22 - 1-2
※東京市電が開通していた。(時間は確認できなかった)
いずれの図書にも「明治44年8月1日 市有当日ノ運転系統」の図があり、小川町から芝(新橋)まで市電が開通していたことがわかる。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 鉄道運輸 (686)
- 参考資料
- キーワード
-
- 時刻表
- 鎌倉
- 東京
- 東海道線
- 江ノ島電鉄
- 江ノ電
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査 所蔵調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000262667