レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年3月31日
- 登録日時
- 2009/01/22 12:09
- 更新日時
- 2024/01/26 22:38
- 管理番号
- 県立長野-08-004
- 質問
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解決
県花・県木はいつ頃制定されたか知りたい。また、北海道の県花すずらんと長野県の県花りんどうの花言葉を知りたい。
- 回答
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『世界大百科事典9 ケマ-コウヒ』平凡社 2005発行〔031/セカ/9〕p.45より抜粋
【県花】
県花の選定は、1953年に行われた郷土の花選定運動に端を発している。(中略)選定にあたってはまず、都道府県単位に地方選定委員会がつくられ、①郷土の誇りとする花、②よく知られ愛されている花、③その地方の生活や歴史に関係の深い花、などの基準によって、各都道府県ごとにいくつかの候補が選定された。(中略)郷土の花は翌1954年3月22日(NHK放送記念日)に全国に発表された。(中略)以後、一般には郷土の花=県花として受け取られるようになっていったが、自治体による扱いは一様ではなく、(中略)さまざまである。したがって県によっては、県花のはっきりしないところもあり、混乱の生じている県もあるが、一般には県が独自に制定しているところではその県花が、とくに定めのない県では郷土の花が県花として扱われている。
【県木】郷土の花の発表がきっかけとなって、1963年には、鳥獣保護連盟、日本野鳥の会などの呼びかけによる県鳥制定など県ごとに象徴の選定が行われるようになった。このようななかで、1965年国土緑化運動の一環として、毎日新聞社が県木の選定を全国に呼びかけた。(中略)この県木選定運動は、(中略)同年末に選定、翌1966年に発表された。
花言葉については、
『県の花・県の木』に簡単な花言葉ものっていたが、『花と花ことば辞典』にはひとつの花に複数の花言葉が載っていたので合わせて紹介した。
- 回答プロセス
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1 端末で県花、県木で検索したところ、何冊か該当あり。書架にて直接資料を調査。
2 百科事典でも県花・県木で調査。百科事典にかなりくわしい制定の説明があったのでこちらを紹介する。
3 『県の花・県の木』に簡単な花言葉ものっていたが、他にも『花と花ことば辞典』ですずらんとりんどうを調べる。こちらにはひとつの花に複数の花言葉が載っていたので合わせて紹介した。
- 事前調査事項
- NDC
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- 植物地理.植物誌 (472 9版)
- 生物地理.生物誌 (462 9版)
- 花卉園芸[草花] (627 9版)
- 参考資料
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- 『世界大百科事典9 ケマ―コウヒ』平凡社 2005発行〔031/セカ/9〕p45
- 『県の花・県の木』松田修編著 高橋書店1976発行〔472/29〕p4~5(北海道)p80~81(長野県)
- 『原色県花・県鳥-物語と図鑑』中西悟堂・本田正次共著 東雲堂出版1967発行〔462/6〕 p3,44,45
- 『花と花ことば辞典』伊宮伶/編著 新典社 2003発行〔627/コレ〕p93(すずらん)p200(りんどう)
- キーワード
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- 県花
- 県木
- 花言葉
- 信州学
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000050982