レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024年1月16日
- 登録日時
- 2024/01/16 17:47
- 更新日時
- 2024/04/03 12:33
- 管理番号
- 甲南小学校-010
- 質問
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解決
天然痘のワクチンを開発した、エドワード・ジェンナーの「雨の兆し」という詩の全文が知りたい。 (5年生)
- 回答
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『小酒井不木全集』に掲載されている原文(英文)とその意味を手渡した。
- 回答プロセス
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5年生、国語科の学習で、好きな詩を見つける際、児童が尋ねてきた。
「ジェンナーの詩の全文が知りたいんです。できれば日本語で」
そんな詩人がいたかと思案していると、
「天然痘のワクチンを開発した人です」
とのこと。イギリスの医師で自然科学者のエドワード・ジェンナーであった。
良く聞いてみると コミック版世界の伝記「ジェンナー」(ポプラ社)の冒頭に掲載されているらしい。
確認してみると、「雨の兆し」という詩が途中まで掲載されていた。
巻末を見ると、『小酒井不木全集』7巻が参考文献として挙げられていた。本校では所蔵していなかったので、国立国会図書館NDLサーチで検索したところ国立国会図書館デジタルコレクションで資料を閲覧できたが、「雨の兆し」原文(英文)とその意味しかなかった。
そのため、ポプラ社に問い合わせをしたところ、「該当ページの訳文は、『小酒井不木全集』に載っている原文(英文)を著者が自分で訳したもの」とのこと。「 少なくとも、事前に編集部でできる限り調べて準備した資料の中に、邦訳した資料や書籍はなかった」との回答を得ることができた。
その児童には、国立国会図書館デジタルコレクション『小酒井不木全集』の原文(英文)と日本語の意味の部分を該当ページを複写して手渡した。邦訳ではないものの全体の意味がわかったので、国語の授業では、日本語の意味の部分を使用することにしたそうだ。児童は、ジェンナーの偉大さに感動すると語っていた。
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 10版)
- 作品集 (918 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- エドワード・ジェンナー
- 英米詩
- 小酒井不木
- 照会先
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- 株式会社 ポプラ社
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 文献紹介
- 内容種別
- 言葉 言葉
- 質問者区分
- 小中学生
- 登録番号
- 1000344675