レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年03月10日
- 登録日時
- 2011/04/14 14:45
- 更新日時
- 2011/07/22 12:32
- 管理番号
- 名古屋市鶴-2011-004
- 質問
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解決
中日新聞に連載されている小説『親鸞』の文中に「丁持」という言葉が出ているのだが、この漢字の読み方が知りたい。また、文面から推測すると職業であるようなのだが、どんな職業なのか知りたい。
- 回答
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「丁持」の読み方は「ちょうもち」で、“商舟より問屋蔵へ荷物を運搬する”職業です。
- 回答プロセス
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(1)当館所蔵の国語辞典や漢和辞典を引きましたが、見つかりませんでした。
(2)インターネットで「丁持」を検索すると、何件かヒットし、以下のようなことがわかりました。
・船から米俵を運び出す人夫のことを丁持という。
・現在、福井県敦賀市に「丁持屋」という宿屋がいくつかある。
・「女丁持」という言葉の読み方は「おんなちょうもち」。
(3)『日本歴史地名大系 18 福井県』を見ると「敦賀市敦賀津内町」の項に“商舟より問屋蔵へ荷物を運搬する”職業であると書かれていました。また『街道の日本史11 最上川と羽州浜街道』の文中に「丁持」の単語があり、「ちょうもち」と読み仮名がふってありました。
(4)『時代小説職業事典』、『近代日本職業事典』を見ましたが、単語自体が載っていませんでした。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本語 (810 9版)
- 参考資料
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- 『街道の日本史11 最上川と羽州浜街道』 吉川弘文館 2001年 p.10
- 『日本歴史地名大系 第18巻 福井県』 平凡社 1981年 p.501
- キーワード
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- 丁持
- 職業
- 福井県敦賀市
- 問屋
- 河川
- 物流
- 運搬
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000085054